口に入れるとホロホロと崩れる、スペインの伝統菓子「ポルボロン」。
以前、成城石井やカルディで購入したポルボロンを食べ比べたところ、どれもサクサクとしたクッキーのような食感でした。
そこで今回は、ラードと炒った小麦粉を使った本格的なポルボロンを作ってみることに!
実際の作り方や食べてみた感想に加え、焼き時間と温度による違いや、スペインならではの食べ方もご紹介します。

本格的なポルボロンを作ってみた

今回参考にしたのは、NHK『グレーテルのかまど』で紹介されたポルボロンのレシピです。
伝統的な作り方に近い、小麦粉をあらかじめ炒り、バターではなくラードを使用するレシピになっています。
材料

- 薄力粉 100g
- ラード 50g
- 粉砂糖 35g
- アーモンドパウダー 25g
- シナモンパウダー 小さじ1/2
- 仕上げ用の粉砂糖 適量
作り方

焦げないように火加減に注意してください。

しばらく変化がないですが、途中からいい香りがしてきてうっすら色が付いていきます。
(私はボウルに移して冷ましましたが、バットがあればバットの方がおすすめです)



シナモン加え忘れたので、少し混ぜてから加えましたが、薄力粉と一緒ふるってOKです。

まとめにくい場合は袋を使ってギュッと押さえていくとまとめやすいです。
今回は袋に入れて、袋の中でまとめました。

冷蔵庫に入れると固くなってしまうので、常温で保存してください。

今回はSeriaで購入した丸型(3.4cm)を使用。


焼き上がりも非常に崩れやすいので、そのまま冷まします。

※ここでは実際に試した焼き時間を紹介しています。焼き加減については後半で比較しています。
本格ポルボロンを食べてみた感想

作っている途中から、生地がとにかく崩れやすく、型抜きをするときも少しの衝撃でポロポロ。
「本当に固まるのかな?」と思うほどでした。
ところが、焼き上がったポルボロンを食べてみると、その食感にびっくり!
歯がいらないくらいホロホロと崩れ、口の中で溶けていくような食感です。
以前食べた成城石井やカルディのポルボロンとは、全く別のお菓子のように感じました。
個人的には、クッキーというよりも落雁に近い食感という印象です。
味はどこかきな粉にも似ていて、初めて食べるのに懐かしさを感じる、優しい味わいでした。
焼き時間と温度を比較してみた

今回は基本の170℃・20分に加え、温度と時間を変えた3パターンで焼き比べをしてみました。
| 焼き時間・温度 | 実際に焼いてみた感想 |
|---|---|
| 140℃・30分 | 焼けているのか少し不安になる仕上がり。もう少し焼きたい印象 |
| 140℃・20分+160℃・10分 | 140℃だけより焼けた感じはあるものの、もう少し焼いてもよさそう |
| 170℃・20分 | 味は悪くないものの、香りから少し焼きすぎたように感じた |
今回の結果から、次に作るなら170℃で15分、または160℃で20分くらいがよさそうだと感じました。
オーブンによって焼き加減は変わるので、様子を見ながら調整してみてください。
スペインならではの食べ方を試してみた
スペインでは、ポルボロンが紙に包まれ、キャンディのような形で売られていることがあります。

今回はクッキングペーパーを使って、同じように包んでみました。
そして、スペインには少し意外な食べ方があるそうで、それが…

ぎゅーーーーー!!
なんと、包んだまま手でギュッと握るんです。
こうすることで、崩れやすいポルボロンが少しまとまり、食べやすくなるのだとか。

中を開けてみると、こんな感じになっていました。
ポルボロンならではの食べ方なので、手作りしたときにはぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、ラードと炒った小麦粉を使って、本格的なポルボロンを作ってみました。
実際に作って驚いたのは、生地の崩れやすさと、口の中でホロホロと溶けていく独特の食感。
市販のポルボロンとは違った味わいを楽しめるだけでなく、焼き時間による変化やスペインならではの食べ方も体験できました。
ポルボロンの名前の由来や歴史、幸せの言い伝えについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。



