ホロホロとした食感が特徴のスペインのお菓子・ポルボロン。
今回は成城石井とカルディのポルボロン、カルディのポルボロンミックスを買ってみました。
本格的なレシピで作るポルボロンも紹介します。
成城石井のポルボローネ
成城石井のポルボロンは『和三盆 ポルボローネ』という名前で、お菓子売り場に売っています。
油分はラードではなくバターを使用しており、バターの風味と和三盆の優しい甘さが特徴です。
スノーボールのような見た目で、全体的に黄みがかっています。
1粒は約8gで一口サイズ。
噛んだ時にサクサクとした食感があり、噛んだ後溶けるような食感でした。
ナッツの風味もあって、もう一つもう一つと食べたくなる美味しさです。
カルディのポルボロン
カルディはポップなパッケージが目印のポルボロンを販売しています。
こちらも油分はラードではなく、マーガリンを使用しています。
こちらもスノーボールのような見た目で、成城石井のものと比べると全体的に白いです。
1粒は約10gで大きめ。
カルディのポルボロンも溶けるような感じではなく、サクサクとした食感があります。
チョコレートも使用されていて、甘い香りがします。
※現在オンラインでは、グリーンのパッケージのポルボロンの取り扱いはなく、代わりにロイヤルミルクティー味のポルロンが販売されています
成城石井とカルディの2種類を食べ比べ
どちらもサクサクとした食感がありますが、成城石井の方が最後に溶けていくような食感がありました。
カルディのポルボロンはメレンゲクッキーのような軽い食感でした。
口に入れてすぐに溶けていく…というより、クッキーとしての食感を楽しめるポルボロンです。
カルディのミックスで作るポルボロン
カルディではポルボロンミックスも販売されています。
粉砂糖だけではなく、シナモンシュガーや抹茶パウダーなど、お好みでアレンジもできます。
材料
- ポルボロンミックス 100g
- 無塩バター 45g ※マーガリンでも可
- 粉砂糖 お好みで
- シナモンシュガー お好みで
基本の生地は、ポルボロンミックスとバターのみなので、手軽に作ることができます。
今回は半量を粉砂糖、もう半量をシナモンシュガーにしてみました。
手順
今回は少し誤差があって、8gが17個、6gが1個できました。
作ってみた感想
手で丸めているのもあって、見た目はスノーボールって感じです。
食感もサクサクとしていて、カルディで買ったポルボロンに近い食感でした。
個人的にはシナモンシュガーが好みでした。
本格的なレシピで作るポルボロン
ここまで3種類のポルボロンを食べてみましたが、どれもホロホロと溶けるという感じではなく、サクサクとした食感。
こちらの記事でも紹介している、溶ける前にポルボロンと3回唱えると幸せになれるという言い伝えも、この食感なら100%できそうです。
ラードを使用した本格的な作り方なら食感が変わるのでは?と思い、こちらのレシピを参考に実際に作ってみました。
ポルボロン
NHKの『グレーテルのかまど』のレシピです。
小麦粉を炒ったり、ラードを使用するレシピになっています。
材料
- 薄力粉 100g
- ラード 50g
- 粉砂糖 35g
- アーモンドパウダー 25g
- シナモンパウダー 小さじ1/2
- 仕上げ用の粉砂糖 適量
手順
焦げないように火加減に注意してください。
しばらく変化がないですが、途中からいい香りがしてきてうっすら色が付いていきます。
(私はボウルに移して冷ましましたが、バットがあればバットの方がおすすめです)
シナモン加え忘れたので、少し混ぜてから加えましたが、薄力粉と一緒ふるってOKです。
まとめにくい場合は袋を使ってギュッと押さえていくとまとめやすいです。
今回は袋に入れて、袋の中でまとめました。
冷蔵庫に入れると固くなってしまうので、常温で保存してください。
今回はSeriaで購入した丸型(3.4cm)を使用。
焼き上がりも非常に崩れやすいので、そのまま冷まします。
作ってみた感想
生地をまとめる時や型抜きをした時、ちょっとした衝撃で崩れるので『本当に固まるのかな?』と思いました。
実際に食べてみると、焼く前の生地のホロホロ感がそのまま残っているような感じで、口に入れると歯がいらないくらいホロホロで溶けていきます。
これまで食べたポルボロンとは全くの別物で、イメージは落雁のような感じ。
※個人的な感想です
初めて食べた味わいですが、きなこのようなホッとするどこか懐かしい感じの味です。
焼く時の時間や温度を比べてみました
今回は170℃で20分の他に、140℃で30分、140℃で20分+160℃で10分でも焼いてみました。
- 140℃で30分
-
ん?これは焼けているのかな?という感じがしました。
個人的にはもう少し焼いていたほうがいいかなと思います。 - 140℃で20分+160℃で10分
-
140℃だけよりは焼けている感じがあるものの、もう少し焼いてもいいかな?と感じました。
- 170℃で20分
-
オーブンから出した時の香りで、『ちょっとだけ焼きすぎたかな』と感じました。
味は悪くないですが、数分早くオーブンから出してもよかったかなと思います。
色々焼き比べをした結果、170℃で15分もしくは160℃で20分で焼くのがおすすめです。
今回は、成城石井とカルディのポルボロン、カルディのポルボロンミックス、本格的なポルボロンの作り方についてご紹介しました。
本格的な作り方で作るポルボロンは、一度食べるとクセになります。
まだ売っているお店が多くないので、ぜひ手作りしてみてください!