知らない人も多い?!大阪の隠れ名物のアイスキャンデー
今回は、大阪を代表するアイスキャンデー・551HORAIと北極のアイスを紹介します。
私は以前京都に住んでいたので、551HORAIの肉まんや焼売は食べたことがありましたが、アイスキャンデーについては全く知りませんでした。
昨年551HORAIがアイスキャンデーを販売していること、もう一つ北極という有名店があることを知りました。
どちらも長年大阪で愛されてきているアイスキャンデーですが、それぞれのアイスキャンデーに違いはあるのでしょうか?
また、どこで購入できるのか、お持ち帰りは可能か、通販はあるのか、などについても詳しくご紹介します。
551HORAIのアイスキャンデーとは?
1945年に蓬莱食堂としてオープンし、現在では肉まんが有名な551蓬莱。
実はアイスキャンデーも年間で約1000万本を売り上げる人気商品なんです。
『湿気の多い大阪の夏の暑さを少しでもしのいでほしい』という想いから、1954年に発売されたアイスキャンデーは、現在も変わらない製法で作られています。
パッケージのシロクマとブルーのストライプが目印で、シロクマの名前は『イッちゃん』というそうです。
ちなみに、このイッちゃんは現在3代目で、初代に比べると丸みのあるデザインになっています。
値段は?
アイスキャンデーは1本140円。
1本から販売しているので、気軽に買って食べることができます。
味の種類は?
味は以下の6種類です。
- ミルク
- パイン
- アズキ
- チョコ
- 抹茶
- フルーツ
毎年夏期には季節限定味も登場し、
- 白桃
- ほうじ茶ラテ
- バナナ・オ・レ
- ピスタチオ
- マスカット
- はちみつリンゴ
- アーモンド
などが過去に発売されています。
アイスキャンデー人気ランキング
1位 フルーツ
2位 ミルク
3位 アズキ
イチゴやみかんやパインが入ったフルーツが一番人気!
定番のミルクやアズキも人気があります。
購入ガイド
販売店舗
常設のアイスキャンデー売り場があるのは以下の店舗です。
夏季は上記の店舗の他に17店舗で販売されています。
お持ち帰り
お持ち帰りは6本以上のお買い上げで紙箱とドライアイスがサービスで付きます。
箱は小・中・大の3種類があり、最大2時間のお持ち歩きが可能です。
551オリジナルの保冷バックも2種類販売されていて(大:550円/小:200円)、こちらだと最大5時間お持ち歩きが可能になるので、遠方へ行く際のお土産やプレゼントにもオススメです!
通販
551HORAIのアイスキャンデーは関西地方でのみ販売していますが、通販での購入も可能です。
公式オンラインショップでは21本セット(¥2,940)と30本セット(¥4,200)を販売しています。
\ 公式オンラインショップはこちら /
楽天市場やYahooショッピングは6本セットからあり、Yahooショッピングでは18本セットや24本セットを販売しています。
送料無料で本数の種類の多い楽天市場がオススメです。
北極のアイスキャンデーとは?
終戦直後に『女性や子どもだけでも冷たくて美味しいアイスキャンデーを』という思いで、1945年に創業した北極。
70年以上大阪で愛されているアイスキャンデーは、和菓子などにも使われる上質の白ザラ糖を使用。
斜めに刺さった棒も特徴で、この棒は抗菌作用のある奈良県吉野産のヒノキで作られています。
食べている途中でアイスが落ちないよう角度は斜め15度になっていて、傾けるのは職人の手作業で行われています。
アイスを作る職人は5人だけで、1日に約4,000本のアイスを作っているそう。
お店の看板のペンギンはエビスくん・ミナミちゃんという名前がついています。
値段は?
北極のアイスキャンデーは味やタイプによって変わりますが、アイスキャンデーは1本190〜220円、カップタイプは350円と380円でした。
(それぞれの価格は次の味の種類で紹介します)
551HORAIに比べると少し高めの価格設定になっていますが、気軽に買える金額です。
味の種類は?
味は、アイスキャンデーは8種類、カップタイプのアイスは4種類販売されていました。
- あずき(190円)
- ミルク(190円)
- ココア(190円)
- 抹茶(190円)
- パイン(190円)
- オレンジ(190円)
- ミックスジュース(210円)
- レモン(220円)
- カップミルク(350円)
- カップ日向夏(350円)
- カップマンゴー(350円)
- カップミックスジュース(380円)
2024年の2月に行った時には販売されていませんでしたが、イチゴ味のアイスキャンデー(190円)もあるようです。
アイスキャンデー人気ランキング
1位 ミルク
2位 あずき
3位 パイン
アイスキャンデーが発売された当初からある、定番の味が人気のようです。
購入ガイド 持ち帰り
販売店舗
北極のアイスが買えるのは、難波にある本店のみのようです。
北極 難波本店
- 住所
-
〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波3丁目8-22
- TEL
-
06-6641-3731
- 営業時間
-
10:00〜20:00
- 定休日
-
なし
お持ち帰り
お持ち帰りは6本以上で、ドライアイスを1時間分サービスで付きます。
5本以下は1時間につき70円、それ以降1時間70円で販売していて、最大で8時間保冷することが可能。
遠方へも安心して持っていけるということで、手土産にも人気です。
ちなみに、このドライアイスのサービスを日本で最初に始めたのは北極なのだそうです!
手土産には専用の箱もあり、10本用・15本用・20本用の3種類あります。
通販
北極のアイスキャンデーを店舗で買う場合は本店に行く必要がありますが、通販でも購入が可能です。
\ 公式オンラインショップはこちら /
公式オンラインショップではバラでの販売もあり、Yahooショッピングではおまかせ30本、Amazonでは7本セットから、楽天市場ではふるさと納税での購入が可能です。
大阪でアイスキャンデーが人気の理由
過去に放送された読売テレビのケンミンショーでは、『大阪の手土産の定番はアイスキャンデー』と紹介されていました。
関東に住んでいる私からすると手土産=洋菓子や和菓子の印象ですが、大阪では手土産=アイスキャンデーが定着しているそうです。
手土産=アイスキャンデーの歴史は、1946年に北極が持ち帰り用にドライアイスのサービスを始めたことから始まります。
1950年代には、大阪の難波にあった歌舞伎座に通っていたお客さんが、役者へアイスキャンデーを手土産にしたことから評判が広がり、大阪の手土産の定番になったそうです。
現在では通販での購入が可能ですが、どちらのお店も店舗は関西にしかないため、大阪でアイスキャンデーが人気なことは関東など他の地域では知らない人も多かったようです。
551派?北極派?
長い歴史のある551HORAIと北極のアイスキャンデー。
大阪でアイスキャンデーといえばこの2店が挙がりますが、『551派』『北極派』とそれぞれお気に入りの味があるのだそうです。
551派
551HORAIが好きな人の意見をまとめるとこのようになりました。
- 販売店舗が多い
- 肉まんの後に食べるのが好き
- 値段が安い
- 本物のフルーツが入ったフルーツ味が好き
X(旧Twitter)でも、551HORAIのアイスキャンデーは美味しいと評判です。
北極派
一方、北極が好きな人の意見をまとめるとこのようになりました。
- 棒が斜めで食べやすい
- 本店でしか買えないから逆に貴重
- 味が好き
- 551HORAIより歴史があるから
X(旧Twitter)では、551派より北極派という人の方が多いように感じました。
551HORAIも北極もどちらも人気ですが、味について明確な意見はあまりなく、
- 子どもの頃、家で買っていたのが◯◯だった
- お土産でもらうのが◯◯だった
など、子どもの頃に食べていた方を、大人になっても思い出の味として選んでいる人が多いようです。
551と北極のアイス比較レビュー!
大阪に行った時に、551HORAIのアイスと北極のアイスを買ったので、2つのお店のアイスを食べ比べてみました。
大きさや形
551HORAIのアイスキャンデーは平たい長方形の形で、北極は細長い形状になっています。
551HORAIのアイスの方が大きく感じますが、551HORAIのアイスキャンデーの内容量は65ml、北極のアイスの内容量は70mlなので、北極の方が気持ち大きいようです。
定番のミルク
まずは定番で人気のあるミルク味から。
551HORAIのミルクの方がミルク感が強く、北極のミルクの方がさっぱりしています。
どちらもまろやかなミルク味で、甘くて懐かしい味になっています。
カロリーはどちらも90ちょっとと低めなのも嬉しいところ。
個人的には551HORAIのミルクの方がミルクが濃い感じがして好きでした!
- 551蓬莱
-
原材料:乳製品(国内製造)、砂糖、でん粉、ゼラチン/乳化剤
栄養成分表示(1本あたり):熱量93kcal たんぱく質2.1g、脂質2.3g、炭水化物 15.9g、食塩相当量0.06g - 北極
-
原材料:加糖練乳(国内製造)、砂糖、でん粉/香料、(一部に乳成分を含む)
栄養成分表示(1本あたり):熱量92kcal タンパク質1.5g、脂質1.7g、炭水化物 18.0g、食塩相当量0.05g※推定値
昔ながらなパイン
次は甘酸っぱい味わいで、夏に食べたいパイン味。
551HORAIのパインも北極のパインも、パイナップルの果肉が入っていてさっぱりとした美味しい味でした。
どちらもどこか懐かしい雰囲気ですが、551HORAIの方が現代的、北極の方がより懐かしい味わいに感じました。
どちらも美味しかったので甲乙つけがたいですが、個人的にはよりさっぱりしている北極のパインが好みです。
- 551蓬莱
-
原材料:砂糖(国内製造)、パインアップル、でん粉、ゼラチン/酸味料、香料、着色料(V.B2)
栄養成分表示(1本あたり):熱量77kcal たんぱく質0.4g、脂質0.1g、炭水化物 18.7g、食塩相当量0.0g - 北極
-
原材料:パインアップルソース(パインアップル、砂糖)(国内製造)、砂糖、でん粉/酸味料、香料、着色料(クチナシ、カロチン)
栄養成分表示(1本あたり):熱量72kcal タンパク質0.05g、脂質0.03g、炭水化物 18.5g、食塩相当量0.001g※推定値
フルーツ&ミックスジュース
最後は、フルーツを使用したフレーバー。
551HORAIのフルーツと北極のカップタイプのミックスジュースです。
短い時間で買い物をしたため、北極のアイスキャンデータイプのミックスジュース味に気づかず、カップタイプを買ってしまいました。
フルーツは、551HORAIのアイスキャンデーの中で人気No.1のフレーバーです。
ミルクベースのアイス部分は練乳のような甘味があり、中にはイチゴ・みかん・パインが入っていて鹿児島で有名なしろくまのような印象でした。
全体的にさっぱりとしていて、中のフルーツも美味しいので人気なのも納得!
中に入ってるフルーツは、バラつきが出ないようひとつひとつ手作業で入れているそうです。
フルーツも入っていて手間もかかっているのに、他の味と同じ価格なんてすごい!!
北極のミックスジュース味のアイスは、カップタイプのアイスなのでアイスキャンデーよりこっくりとした濃厚さとなめらかな舌触りになっています。
優しい甘さのフルーツオ・レのような味で、初めて食べるのに懐かしさを感じました。
アイスキャンデータイプのミックスジュース味には、りんご・バナナ・みかんが使われているそうです。
暑い夏にはさっぱりしているアイスキャンデーがおすすめですが、冬にはカップタイプのアイスをぬくぬくしながら食べるのもオススメです!
次回はアイスキャンデータイプのミックスジュース味も食べてみたいです。
- 551蓬莱
-
原材料:乳等を主要原料とする食品(国内製造)、乳製品、砂糖、イチゴ、ミカン、パインアップル、でん粉、ゼラチン/安定剤(増粘多糖類)、乳化剤(大豆由来)、酸味料、香料
栄養成分表示(1本あたり):熱量92kcal たんぱく質1.4g、脂質1.9g、炭水化物 17.4g、食塩相当量0.08g - 北極
-
原材料:フルーツミックスソース(バナナ、みかん、濃縮りんご果汁、その他(国内製造))、牛乳、砂糖、乳等を主要原料とする食品、加糖練乳、乳製品、ぶどう糖、寒天/香料、酸味料、酸化防止剤(V.C)、乳化剤(大豆由来)、ph調整剤、(一部にバナナ、りんご、乳成分、大豆を含む)
栄養成分表示(100gあたり):熱量168kcal タンパク質2.5g、脂質6.1g、炭水化物 26.4g、食塩相当量0.0g※この表示値は目安です
まとめ
今回は大阪で人気のアイスキャンデーを販売する、551HORAIと北極についてご紹介しました。
アイスキャンデーに違いはあるのかな…?と思っていましたが、食べ比べてみるとそれぞれ違う良さがありました。
- 551のアイスキャンデー
-
551HORAIのアイスは全体的に味がしっかりしていて、北極と比べると現代的な味わい。
価格も1本140円と安いので、まとめ買いにもオススメ。
肉まんの後のデザートにぴったりもピッタリ!
- 北極のアイスキャンデー
-
北極のアイスは全体的にさっぱりとしていて、昔ながらな味わい。
パッケージも刺さっている棒もレトロで、懐かしさを感じるのが北極アイスの良さ。
味の種類も多く、カップアイスなど違ったタイプのアイスもあるので、色んなアイスを食べたい人にオススメ!
お好み焼きにたこ焼き、串揚げ…ととにかく美味しいものがたくさんある大阪。
今回ご紹介したアイスキャンデーは、食後のデザートにぴったりです。
ぜひ、大阪へ行った際に食べてみてください♪(通販でもぜひ!)
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