【ご当地アイス図鑑】47都道府県の個性豊かなご当地アイス一覧！

ご当地アイスとは？

ご当地アイスは、その土地その土地で愛され続けてきたアイス。

中には100年以上の歴史を持つものもあり、お料理やお菓子のように『ご当地グルメ』の1つと言っていいと思います。

『これって全国的に販売されていると思っていた』『こんなアイスがあるの知らなかった』など、懐かしい気持ちや新しい発見があるのがご当地グルメの楽しいところです。

今回はご当地パンに続き、47都道府県のご当地アイス・ローカルアイスを徹底調査し、一堂に集めてみました！

懐かしのアイスキャンディーや名物とのコラボなど、個性豊かなアイスを都道府県ごとにご紹介します。

画面右下の【目次】から、読みたい場所へ移動できます。

ご当地アイスが買える場所

ご当地パンやローカルパンは、イベントやその場所へ行って買うことがほとんどですが、ご当地アイスは実は身近なところに売っていたりします。

その場所は…、近所のスーパーです。

今回購入したアイスの多くは家から行ける範囲のスーパーで見つけました。

各アイスの【 アイスmemo】というコーナーには、購入した場所と通販情報も記載しています。

同じスーパーや系列店だと取り扱っていることもありますので、ぜひチェックしてみてください。

また、都内のアンテナショップ(Google Maps)の他イベントで購入することができます。

イベント情報

アイスクリーム万博“あいぱく”2024

“あいぱく(アイスクリーム万博)”は、アイス評論家として活動しているアイスマン福留さんが代表を務める『日本アイスマニア協会』プロデュースの国内最大規模のアイスクリームイベントです。

会場では全国各地のご当地のソフトクリームやカップアイス、ジェラートやかき氷が楽しめます。

2015年に原宿で第1回が開催されて以降、全国各地で開催されてきたあいぱくが、2024年春には東京・福島・長崎で開催され、夏は東京と大阪で開催予定です！

【あいぱくPremiumTOKYO2024】
新宿住友ビル 三角広場
開催期間：2024年7月15日(月・祝)～7月21日(日)※7日間
営業時間：10:00〜19:00※最終日は18時閉場
入場料：前売り券　大人(中学生以上)¥450／当日券 ¥500※小学生以下無料

【あいぱく2024・大阪】
あべのハルカス近鉄本店 ウィング館9階催事場
開催期間：2024年8月1日(木)～8月12日(月・祝)※12日間
営業時間：10:00〜20:00※最終日は15時閉場

＼ 公式サイトはこちら ／

47都道府県のご当地アイス一覧

購入したアイスは写真で、それ以外のアイスはイラストで紹介しています。

アイスmemoでは、購入場所や商品の成分表示、サイトやSNSの紹介、お取り寄せができる場合通販情報も紹介しています。

ぜひ、合わせてご覧ください。

北海道のアイス

北海道とうきびアイスモナカ

北海道とうきびアイスモナカ：さくら食品

 どんなアイス？

リアルなとうもろこし型のモナカがインパクト大のアイス。

北海道産ハニーバンダムというとうもろこしのペーストとパウダーを使用していて、とうもろこしの自然な甘みを味わえます。

北海道産の牛乳を100％使用した、見た目も味も北海道らしい一品！

 食べてみた感想

袋を開けると、ふわ〜っととうもろこしのいい香りがします。

こっくり甘めを想像していましたが、茹でたとうもろこしのような甘味で、甘すぎずさっぱりいただけます。

中にとうもろこしアイスがぎっしり入っているのも嬉しい！

北海道メロンソフト

北海道メロンソフト：Secoma

 どんなアイス？

北海道で有名なコンビニ“セイコーマート”で販売されている北海道メロンソフトは、『規格外のメロンをジュースにして、それを生かした商品を』と開発されました。

ワッフルコーンの中には濃厚なメロンソフトが詰まっています。

大人気の“北海道メロンシリーズ”にはカップのアイスクリームやモナカもあります。

 食べてみた感想

北海道で食べた夕張メロンソフトを思い出すような、濃厚なメロンアイスで美味しい！

アイスはコーンの奥までぎっしり入っていて、ボリュームがあります。

コーンは思ったより固くなく、内側にはホワイトチョコのコーティングがされています。

太巻きタイプのフォルムで見た目も◎

東北地方のアイス

青森県・カランカランアイス

カランカランアイス(モナカアイス)：藤田アイス店

 どんなアイス？

弘前市民の夏の風物詩、移動式屋台のカランカランアイス。

『カランカラン』と鐘を鳴らしながら、青いリヤカーを引いて販売することからその名が付いたと言われています。

本来は秋田のババヘラアイスのように、売り子さんがひとつひとつアイスを盛り付けてくれるものですが、最近ではプラスチックの容器に入ったものも販売されています。

シャリシャリっとした食感で、素朴で懐かしいさっぱりとしたアイスです。

味はバナナ・リンゴ・いちご・メロン・ブルーハワイなど。

大きな袋にたっぷり入ったジャンボアイスもあります。

岩手県・南部せんべいアイス

南部せんべいアイス(ミルク)：南部せんべい乃 巖手屋

 どんなアイス？

岩手のアンテナショップ“いわて銀座プラザ”で販売されている、岩手や青森の名物である南部せんべいを使ったアイスです。

南部せんべいは小麦粉に塩や水を混ぜて丸く焼いた煎餅で、ゴマやくるみ、落花生を使ったものなど種類は豊富。

このアイスは岩手県産のゆめ牛乳を100%使用し、中には3mmに刻んだごまの南部せんべいが入っています。

 食べてみた感想

練乳のようなミルキーな甘さのアイスで、おせんべいやゴマの香ばしさがあります。

口に入れたときはミルク味ですが、後味がしっかりごませんべいの香り！

おせんべいは小さくなっているので食感などはありませんが、ミルク感とお煎餅感のバランスの良いアイスです。

宮城県・風月堂アイス

風月堂：有限会社 風月堂

 どんなアイス？

江戸時代から続く老舗の和菓子店・風月堂が販売するアイスで、注目はテレビや雑誌でも取り上げられる個性豊かなフレーバー。

余ったお米で“ササニシキアイス”を作ったのをきっかけに、

• 茶色い焼きそばアイス
• インドカレーアイス
• 三陸うにアイス
• ほやアイス
• ビールアイス
• 埋蔵金アイス
• エミちゃんのキムチアイス

などなど、他では見られないようなユニークな味を含む100種類以上のアイスを販売しているそうです。

みそラーメンアイスは、味噌の入ったバニラアイスに、細かく切った麺が入っているのだそうです。

秋田県・ババヘラアイス

ババヘラアイス：児玉冷菓

 どんなアイス？

1948年創業の児玉冷菓が販売するババヘラアイスは、70年以上前に考案された児玉冷菓の看板商品。

道路脇にパラソルを立て、女性(ババ)がヘラを使って盛り付けることから“ババヘラ”と呼ばれています。

ピンクと黄色の2色のアイスを花びらのように盛る“バラ盛り”がカップでも再現されています。

 食べてみた感想

シャリシャリっとしたさっぱりなシャーベットで、秋田の夏の風物詩と呼ばれるのも納得！

今回買ったのは外側がピンク(いちご味)、内側が黄色(バナナ味)で、花びらの下には黄色のバナナ味のシャーベットが詰まっていました。
※外側黄色(バナナ味)、内側(いちご味)バージョンもあります

本当にバラみたいで、目でも楽しめるアイスです！

山形県・殿様のだだちゃ豆アイスクリーム

殿様のだだちゃ豆アイスクリーム：JA鶴岡

 どんなアイス？

山形のアンテナショップ“おいしい山形プラザ”で販売されている、だだちゃ豆を使ったアイス。

だだちゃ豆は一般的な枝豆に比べて小ぶりで、山形県鶴岡市の白山地区で栽培されたものを言います。

旬の短いだだちゃ豆をクラッシュして、つぶつぶ感と風味を楽しめるアイスになっています。

ちなみに『だだちゃ』はお父さんという意味だそうです。

 食べてみた感想

冷凍庫から出したてはかなり硬かったのでしばらく置いてからいただきましたが、スプーンを入れた時のなめらかさにびっくり！

クラッシュされたお豆が全体にいきわたっていて、一口食べるとだだちゃ豆の風味が口の中に広がります。

ベースのアイスもコクがありなめらかでとても美味しいです。

福島県・酪王カフェオレアイスクリーム

酪王カフェオレアイスクリーム：酪王協同乳業

 どんなアイス？

福島のアンテナショップ“日本橋ふくしま館 MIDETTE”で販売されている、カフェオレアイスです。

福島ではおなじみのソウルドリンクである酪王カフェオレを使用しています。

酪王カフェオレは1976年に発売され、生乳を50％以上使用して作られているので、他にはないまろやかで優しい風味。

日本橋ふくしま館 MIDETTEでは、いちごオレアイスクリームも販売されています。

 食べてみた感想

甘くてまろやかなカフェオレ味で、コクがあって美味しい！

カフェオレの風味はしっかり感じますが、苦みはほとんどないので子どもでも食べやすい味です。

コーヒーゼリーにたっぷりのクリームを乗せて食べた時のようなクリーミーな感じで、食べ始めたら止まらなくなりました。
(2個買えばよかった…)

関東地方のアイス

茨城県・茨城愛’ス

茨城愛’ス：磯山商事

 どんなアイス？

茨城のアンテナショップ“IBARAKI sense”で販売されている、りんごのアイスです。

茨城愛’スという面白い名前のこちらは、茨城県産の野菜や果物を使用したアイスシリーズで、りんごの他にメロンやさつまいも、くりやゆずなど12の味があります。

今回購入したりんごは、茨城県北西部の大子町産のりんごを使用しているそうです。

 食べてみた感想

シャリッとしたジェラートのような食感のさっぱりとしたアイスです。

どこか懐かしい甘酸っぱいりんごの風味の後に、ほのかに塩味を感じる今まで食べたことのない味わいです。

アイスには茨城県産の海塩を使用しているようで、食べ終わったあとは甘さが口の中に残らないスッキリとした印象のアイスです。

栃木県・レモン牛乳カップ

レモン牛乳：フタバ食品

 どんなアイス？

戦後間もない頃に開発され、今も栃木のソウルドリンクとして有名な“レモン牛乳”のアイス。

レモン牛乳を10％使用しており、その味をしっかりと再現されています。

レモン牛乳カップの他にソフトクリームタイプやアイスバー、同じシリーズのいちご牛乳カップも発売されています。

 食べてみた感想

味は栃木で飲んだレモン牛乳そのもので、飲んだことある人ならきっと『レモン牛乳だ！』と思うはず。

どこか懐かしい爽やかさと甘みで、食感はこっくりとしたアイスクリームになっています。

個人的には『懐かしく感じるのは、ビスコの間にサンドされたクリームの味に似てるからかな』と思っています。

群馬県・アイスまんじゅう

アイスまんじゅう：シロフジ

 どんなアイス？

昭和20年代から愛され続ける桐生名物のアイスまんじゅう。

1923年創業の老舗パン屋さんのシロフジが作るアイス饅頭で、発売当時から変わらないあんこを手捻りで落とすという製法で作られています。

コロンとしたフォルムでずっしりとした重みがあり、さっぱりとしたアイスと特製のこしあんが詰まっています。

アイスまんじゅうは他の地域にもありますが、西はつぶあん、東北ではこしあんが多いそうです。

冷凍庫から出してすぐはカチカチで硬いのも特徴。

常温で少し置いてから食べるのがオススメです。

埼玉県・十万石まんじゅうアイス

十万石アイスまんじゅう：小島屋乳業製菓株式会社

 どんなアイス？

1952年に発売され、『うまい、うますぎる』というキャッチフレーズで有名な埼玉県の十万石まんじゅうのアイスモナカ。

丸くて真っ白の米粉入りモナカ皮の中央には、十万石まんじゅうと同じように“十万石”の刻印が。

中は山芋パウダーが入ったバニラアイスと北海道十勝産の小豆を使用したこしあんが入っています。

パッケージには十万石まんじゅうの箱にも描かれている版画家・棟方志功の絵がデザインされています。

2023年の12月に発売され、売り切れが続出した人気商品です。

千葉県・マックスコーヒーモナカ

マックスコーヒーモナカ：小島屋乳業製菓株式会社

 どんなアイス？

販売元が野田市にあったことから、千葉発祥と言われる缶コーヒー・マックスコーヒー。

昭和36年頃から販売されている千葉のソウルドリンクをアイスにしたもので、缶と同じ黄色い背景に黒の文字のパッケージになっています。

アイス部分は練乳とコーヒーを合わせたマックスコーヒーの味が再現されています。

 食べてみた感想

コーヒーが入っていますが甘みがしっかりとあるので子どもでも食べやすい味。

さっぱりタイプのアイスではないですが、コーヒーの苦味があるからか、バニラアイスのモナカに比べるとあっさりしている印象です。

普段からカフェオレ派(ブラックが飲めない)の私はとても好きな味でした！

東京都・復刻版ホームランバー

復刻版ホームランバー：協同乳業

 どんなアイス？

日本初の当たり付きアイスバーとして1960年に発売されたホームランバー。

当時は銀紙の包装でしたが、現在はビニールの包装になっています。

ホームランバーのキャラクターであるホームラン坊やは現在13代目。

味は今回購入したバニラ＆チョコの他に、いちご＆チョコや、ソーダフロート味もあるそうです。

 食べてみた感想

子どもの頃に食べたシンプルなバニラ味と、優しいチョコ味。

1箱にバニラ・チョコそれぞれ5本ずつ入ったセットで、10本は多いかな…と思いましたが、あっという間に食べ終わってしまいました。

他のアイスに比べて小ぶりで食べやすいので、夏場は冷凍庫にストックしておきたいです。

神奈川県・横濱馬車道あいす

横濱馬車道あいす：タカナシ乳業株式会社

 どんなアイス？

1869年、横浜・馬車道通りの氷水店で作られた“あいすくりん”が日本初のアイスクリームと言われています。

牛乳・卵黄・砂糖とシンプルな材料で作られた当時の味を再現したのが、横浜の馬車道あいす。

卵の風味とさっぱりとした後味のカスタードが一番人気のフレーバーです。

他には、渋皮栗・抹茶みるく・みるく大納言があり、あいすもなかにはミルク・チョコレート・小豆・抹茶があります。

日本では横浜の馬車道が発祥ということもあり、小学生の頃、アイスクリームの日である5月9日のの給食にはアイスクリームが登場しました。
(当時は横浜市民でした)

中部地方のアイス

新潟県・もも太郎

もも太郎：株式会社セイヒョー

 どんなアイス？

135kgもあるという角氷を砕いて作られる、シロップを混ぜたかき氷タイプのアイス。

“もも太郎”という名前ですが、味はいちごシロップの味で入っているのはりんご果汁とのこと。
※いちご果汁やもも果汁は不使用

ちなみに昭和初期は桃の形をしていたそうです。

 食べてみた感想

外側はシャリッ、中は氷のザクザク感を感じられる、夏に食べたいアイスです。

かき氷を片手で食べれる手軽さと、どこを食べてもしっかりと味が付いているのが嬉しい！

後味さっぱりで、子どもの頃にお祭りで食べたいちご味のかき氷を思い出します。

富山県・深層水塩ソフト

深層水塩ソフト：横山冷菓

 どんなアイス？

1965年に日本で始めて冷凍ソフトクリームを商品化した、富山県の横山冷菓。

そんな冷凍ソフトクリームの元祖である横山冷菓が販売するのが深層水塩ソフトです。

富山湾のミネラル豊富な塩を原料に使用した、スッキリとした後味のアイスです。

塩アイスと言ってもしょっぱいわけではなく、甘さは控えめでまろやかな塩味なのだそう。

アイスはうっすら水色で、夏の熱中症予防にもピッタリです。

横山冷菓では深層水塩ソフトや富山県産のこしひかりを使用したこしひかりモナカなどを販売していて、1日にそれぞれ約3万個製造しているそうです。

石川県・能登ミルクジェラート

能登ミルクジェラート：能登ミルク

 どんなアイス？

2024年3月9日にオープンした石川のアンテナショップ“八重洲石川テラス”でゲットした加賀棒茶のアイスです。

石川テラスでも販売されている、能登半島の自然の中でそだった牛の生乳のみを使用した牛乳“能登ミルク”をたっぷりと使用して作られたのが能登ミルクジェラートです。

今回は石川っぽいフレーバをと加賀棒茶を購入しましたが、他にも能登ミルク・揚げ浜塩・能登ブルーベリー・ヨーグルト・名島菜・チョコレート・抹茶の8種類のフレーバーがあります。

 食べてみた感想

一口いれるとほうじ茶の香ばしい香りが口いっぱいに広がります。

とてもなめらかな舌触りのアイスです。

ほうじ茶なので後味はさっぱりしていますが、しっかりと甘みもあるので満足度の高いアイスです。
(個人的には抹茶アイスよりこちらの方が好みでした)

シンプルでポップな色合いのパッケージもかわいいです！

福井県・贅沢アイスバー

贅沢アイスバー：フルーツのウメダ

 どんなアイス？

1927年創業の福井県の老舗果実店・フルーツのウメダが販売するアイス。

新鮮なフルーツの果汁や果肉を贅沢に使用したアイスバーで、フルーツの断面がカラフルでおしゃれ！

パーティーや贈り物にもオススメです。

いちごやキウイ、バナナ、オレンジ、メロンなどを使用したミックスフルーツの他、

• マンゴー
• いちご
• ぶどう
• オレンジ
• りんご
• チョコバナナ
• ブルーベリー＆チーズ
• あずき
• メロン

などの種類があります。

山梨県・桔梗信玄餅アイス最中

桔梗信玄餅アイス最中：株式会社 桔梗屋

 どんなアイス？

山梨県の名物である信玄餅が入ったアイスモナカで、アイスはきな粉味になっています。

信玄餅に欠かせないモチモチ食感と、きな粉の香ばしさ、黒蜜の甘みが楽しめるモナカです。

信玄餅アイスはモナカの他にカップもあり、赤城乳業からも“桔梗信玄餅アイスバー”が販売されています。

 食べてみた感想

しばらく信玄餅を食べていませんでしたが、一口食べると『あの味だ！』と思うくらい信玄餅の味わいが感じられます。

きな粉のアイス自体も美味しいですが、黒蜜のコク深い甘みが全体にいきわたっていて、甘みと香ばしさのバランスが◎。

手のひらよりちょっと大きいサイズですが、ペロッと食べれちゃいます。

長野県・信州シャインマスカット玉

信州シャインマスカット玉：有限会社 中高冷菓

 どんなアイス？

『シャインマスカット』と聞くと山梨県を思い浮かべますが、主な産地は山梨に次いで2位が長野県。

そんな長野県のシャインマスカット果汁を使用した爽やかなアイスです。

シャインマスカット玉の他に“信州りんご玉”もあり、そちらは赤いリンゴの容器になっています。

 食べてみた感想

とにかく容器が可愛い！

シャリシャリっとしたシャーベットを想像していましたが、思った以上になめらかでジェラートのようでした。

爽やかなマスカットの香りで上品な甘さです。

岐阜県・日本刀アイス

日本刀アイス：刀菓治

 どんなアイス？

今回ご紹介するアイスの中で最も見た目のインパクトが強いのが、この日本刀アイス。

刃物の街として有名な関市で誕生したアイスで、発案は地元の高校生なのだとか。

刀匠監修で作られたというアイスはとてもリアルに作られています。

こしあん・抹茶・ゆず・キウイ・チョコミント・関珈琲などのフレーバーがあり、刃の部分がそれぞれの味の色になっています。

鍔(つば)の部分はクッキーで作られていて、こちらも食べられます。

甘すぎず上品な味わいで、溶けにくいのも特徴。

”刀でありながら切ることができない”ことから、関善光寺で良縁祈願がされていて良縁を願う人にもオススメです！

静岡県・バナナアイス

バナナアイス：飯塚製菓

 どんなアイス？

1947年に創業した、静岡市新通のにある駄菓子屋さんのような存在の飯塚製菓。

元々はかりんとうなどの駄菓子を販売していたそうですが、2代目になってからアイスの製造を始めたそうです。

店内ではアイスまんじゅうやアイスもなか、アイスバーやボンボンアイス、袋に入った氷菓・みかんアイスやパインアイスなど、懐かしいアイスを販売しています。

バナナアイスは、バナナの形をした容器にバナナ風味のアイスが入っています。

片手で食べれる手軽さとその味で、飯塚製菓の中で特にオススメというファンもいるくらい人気！

愛知県・フローズンヨーグルト

フローズンヨーグルト：中央製乳株式会社

 どんなアイス？

県内の学校給食の牛乳を扱う中央製乳が、1959年にアイスの生産を開始し、このフローズンヨーグルトも学校給食でおなじみなのだそうです。

甘みと酸味でさっぱりと食べられるアイスです。

発酵乳規格を満たした“ヨーグルト”なので、乳酸菌も入っています。

 食べてみた感想

昔冷凍庫で凍らせたヨーグルトを思い出す、甘くてさっぱりな懐かしい味。

ヨーグルトをそのまま凍らせるとシャリシャリした食感になりますが、このアイスはなめらかな食感です。

子どもも大人も好きな味で、暑い日やお風呂上がりに食べるために冷凍庫にたくさん入れておきたいです！

近畿地方のアイス

三重県・アイス饅頭

アイス饅頭：寿恵広

 どんなアイス？

1950年の発売から、今も変わらぬ製法で作り続けられている、寿恵広(すえひろ)のアイスまんじゅう。

桑名にあるアイスまんじゅうの有名店3店の中の1つで、老舗の和菓子店です。

-30℃で冷やされているアイスまんじゅうは、カチカチの硬い食感。

ミルク味から始まり、1993年頃に抹茶、1999年頃に丹波大納言、2003年頃に黒糖が発売されました。

斜めに刺さった棒も特徴的です。

夏場には1日に1000本も売れるのだとか。

滋賀県・グリーンソフト

グリーソフト：みやおえん

 どんなアイス？

滋賀で1872年に創業したお茶屋さん・みやおえん。

この後にご紹介する和歌山・玉林園のからグリーンソフトを教わり、1962年からグリーンソフトを販売しています。

お店の一番人気のグリーンソフトは自家製の抹茶を使用し、ミルク分が控えめのさっぱりとしたアイス。

小ぶりのソフトクリームのような形状で売られています。

抹茶味の他、バニラやほうじ茶も販売されていて、ほうじ茶味も人気のようです。

京都府・抹茶チョコナッツアイスバー

抹茶チョコナッツアイスバー：株式会社 祇園辻利

 どんなアイス？

濃厚な抹茶アイスに、抹茶チョコと歯ごたえの良いナッツがトッピングされています。

小ぶりながらも満足感のある1本。

カップタイプの抹茶アイスもあり、そちらのほうがより抹茶が濃いとの噂も。

 食べてみた感想

抹茶の風味と程よい苦みで食べやすいアイスです。

思った以上にナッツの存在感がしっかりとあって、『ナッツと抹茶がこんなに合うんだ』と感じました！

今回は京都市内のセブンイレブンで購入しましたが、東京ソラマチにある祇園辻利でも販売されています。
※カップタイプも一緒に売られていました

大阪府・アイスキャンデー(551HORAI)

アイスキャンデー：551HORAI

 どんなアイス？

551と言えば“肉まん”ですが、年間1000万本を売り上げるアイスも551の人気商品。

昭和29年から今も変わらない製法で作り続けられています。

『アイスキャンディー』ではなく『アイスキャンデー』という名前からもどこか懐かしさを感じます。

 食べてみた感想

次にご紹介する同じ大阪で有名の“北極”に比べて、551のアイスキャンデーは少し大きめ。

しっかりとミルクを感じられる味です。

練乳のような甘みがありますが、さっぱりと食べれる1本です。

『できたてを食べてほしい』という理由から、関西でしか販売されていないそうなので、大阪に行く際にはぜひ食べてみてください。
(オンラインショップでの販売はあります)

大阪府・アイスキャンデー(北極)

アイスキャンデー：北極アークティック

 どんなアイス？

こちらも大阪で有名なお店で、創業は今から70年以上前の1945年。

北極のアイスは細長い『theアイスキャンデー』といった見た目で、斜めに刺さったヒノキの棒が特徴。

この棒は職人が手作業で決まった角度に傾けていて、これによって食べ進めてもアイスが落ちにくくなるのだとか。

 食べてみた感想

551のアイスキャンデーに比べて、よりさっぱりとしています。

優しいミルクの味で、懐かしさを感じます。

手軽に食べれるサイズ感で、お土産にもピッタリ！

なんとサービスのドライアイスで最長8時間保冷できるそうで、遠方への手土産にも人気なのだそうです。

兵庫県・コロンブスのアイスたまご

コロンブスのアイスたまご：田口食品

 どんなアイス？

ゴム風船に甘いバニラアイスの入ったコロンブスのアイスたまごは、発売以来のロングセラー商品。

白くて縦に長い丸いたまご型のアイスは、たまごアイスやおっぱいアイスとして見たことがある人もいるかも知れません。

風船をカットする時(留め具のない方の先端をハサミで切る)のドキドキする感じも、なんだか懐かしいです。

 食べてみた感想

パッケージ裏の説明を読まずお皿に出して食べましたが、本当は切ったところから吸って食べるのが正解なのだそうです。

さっぱりとしたアイスで、『爽』のようなシャリッとした食感があります。

少しすると柔らかくなり、少し溶かすとシェイクの様に飲むことができたりと、色んな食べ方で楽しめます。

奈良県・葛あいすばー

葛あいすばー：舟形家

 どんなアイス？

吉野山にある老舗の和菓子店・本家舟形家が販売するアイスバー。

最高級の吉野本葛を使用し、そのままだとシャリっとした食感、少し溶かすと葛特有のぷるんとした食感を楽しめます。

暑い夏でも、他のアイスのように溶けないのも魅力です。

あずき味は北海道産の小豆を使用し、上品な甘さでどこか懐かしい味。

他にも、抹茶あずき・みるく金時・いちご・ゆず・かきなどの味があり、ギフトにもオススメです。

和歌山県・グリーンソフト

グリーンソフト：株式会社 玉林園

 どんなアイス？

創業なんと1854年という老舗のお茶屋さんである玉林園が作る抹茶のアイス。

国産の茶葉を100%使用しさっぱりとした甘さのアイスです。

和歌山県ではソフトクリームのグリーンソフトを『やわらかい方』、今回ご紹介した袋に入ったタイプを『かたい方』と呼ぶそうです。

 食べてみた感想

一般的な抹茶のソフトクリームをイメージして食べたら、想像以上のさっぱり感にびっくりしました！

濃厚な抹茶アイスではなく、爽やかでとにかくさっぱり。

シャリッとしたシャーベットのような食感で、今まで味わったことのない味でした。

中国地方のアイス

鳥取県・大山おいしい牛乳モナカ

大山おいしい牛乳モナカ：大山乳業農業協同組合

 どんなアイス？

白バラ牛乳で有名な大山乳業農業協同組合が販売するミルクモナカ。

白いモナカの中には、生乳を56%使用したアイスが入っています。

牛乳モナカの他には珈琲モナカやあずきモナカ、白バラ牛乳バーや白バラコーヒーミルクバーも販売しています。

 食べてみた感想

他では見たこと無い、かわいい牛乳瓶の形をしたモナカに、ミルク感たっぷりのアイスが入っています。

すっきりとした甘みで、最後まで美味しく食べられます。

モナカの表面に描かれているのは、牛のカウィー(COWY)というオリジナルキャラクターで、元気で明るい子牛なのだそうです。

島根県・アイスキャンディー

アイスキャンデー：佐川末廣堂

 どんなアイス？

安来市で長年愛されてきた、創業100年以上の老舗和菓子店・佐川末廣堂。

そんな佐川末廣堂が1944年から販売しているアイスキャンディーは、夏季限定の人気商品。

シャクッとした食感の、昔ながらのアイスキャンディーです。

イチゴの香料を使用した懐かしいイチゴ味や、安来産のいちごを使用した“やすらぎの夏いちご”、コーヒー、マンゴー、柚子、さらにはあずきや抹茶など、和菓子屋ならではの味もあります。

冬にはアイスの代わりにたい焼きが販売されています。

岡山県・元祖バクダンキャンディー

元祖バクダンキャンディー：満奇洞観光ドライブイン

 どんなアイス？

マツコの知らない世界の『アイスの世界』でも紹介された、岡山県・満奇洞観光ドライブインの元祖バクダンキャンディー。

バクダンキャンディーはゴム製の容器に入った、ポコポコとした形が特徴的な氷菓子で、お祭りの屋台や運動会の定番なのだそうです。

満奇洞観光ドライブインでは常時販売されていて、

• ソーダ
• イチゴ
• オレンジ
• レモン
• メロン
• グレープ
• ミルク
• コーヒー

の8種類の味があります。

先端を切って片手で食べれる、チューペットのようなアイスです。

広島県・アイスもなか

アイスもなか：巴屋

 どんなアイス？

1953年創業の巴屋は、呉市で70年愛され続ける人気店。

アイスもなかが有名で、市内のスーパーや道の駅でも販売されています。

熊本県産ヒヨクモチ・広島県産ヒメノモチの玄米を精選したものを使用して作られるこだわりのもなか皮の中は、日本人に合った味をと考え作られた伝統のアイスが入っています。

注文が入ってからアイスを詰めるため、香ばしくパリパリのモナカを楽しめます。

味はミルクの他、チョコや抹茶、コーヒー、安納芋、甘酒、黒ゴマ、柚子など。

プラス50円であんこのトッピングもできます。

山口県・ヒノデジェラート

ヒノデジェラート：ジェラテリアバールサクラ

 どんなアイス？

山口のアンテナショップ“おいでませ山口館”で販売されている、ヒノデジェラートです。

ヒノデジェラートは山陽小野田市にあるジェラート専門店・ジェラテリアバールSAKURAのアイス。

やまぐち県酪乳業3.6牛乳を使用したアイスや、山口県の純米酒“山猿”を使用したアイスもあります。

今回は1981年に発売され、学校給食などでも親しまれてきた“そよ風ヨーグルト”を使用したアイスを購入しました。

 食べてみた感想

冷凍庫から出して数分おいた後、空気を含ませるように練るのがオススメで、そのまま食べるよりなめらかでスッと溶けるような食感になります。

優しい甘さと酸味のヨーグルト味で、さっぱりいただけます。

軽い口当たりなので、気づいたら1個食べ終わっています。

四国地方のアイス

徳島県・すだちくんアイス

すだちくんアイス：NPO法人雪花菜工房

 どんなアイス？

徳島県のマスコットキャラクターである”すだちくん”のカップに入ったアイス。

酸味が強く香りが豊かなすだちの生産量は徳島県が日本一。

そんな徳島県産のすだちを使用し、すだちの酸味をヨーグルトのまろやかさで抑え、さっぱりとした食べやすい味に仕上げています。

食感はシャリッとしたシャーベットのような感じで、柑橘の爽やかさもあり、夏にピッタリのアイスです。

ちなみに容器には切り込み線がついていて、食べ終わった後は貯金箱として活用できるそうです。

香川県・さぬきうどんアイス

さぬきうどんアイス：道の駅滝宮

 どんなアイス？

さぬきうどん発祥の地とされる綾川町滝宮(たきのみや)で生まれた、さぬきうどんアイス。

いりこ出汁が入ったミルクベースのアイスの中には、細かく切ったうどんが入っていて、もちもちとした食感です。

一般向けの“さっぱりうどんアイス”は、アイスの甘みではなく出汁のコクで甘みを出しています。

チャレンジャー向けの”超こってりアイス”は、より出汁の風味を強調して作られているそう。

超こってりはクセと風味がかなり強いとのことですが、リピーターもいるくらい人気があるそうです。

愛媛県・甘酒アイスバー

甘酒アイスバー：名水アイス

 どんなアイス？

水の名所である愛媛県西条市で作られていた甘酒アイスバー。

西日本最高峰である四国石鎚山(いしづちさん)の名水と国内産の酒粕を使用して作られるこのアイスは、70年以上愛され続けていました。

シャリシャリっとした食感で、濃厚な甘酒の香りが広がります。

甘酒アイスプレミアムというアイスもあり、そちらは獺祭の酒粕を使用していました。

甘酒アイスバーは株式会社名水アイスが作っていましたが、現在は閉業されているそうです。

ですが、2023年の春頃には『とある場所で生産の準備をしている』との投稿もあり、また販売が再開されるかもしれません。

高知県・あっさりしているアイスクリン。

土佐アイスクリン：有限会社 高知アイス

 どんなアイス？

高知の名物の一つであるアイスクリンは、アイスクリームより脂肪分が少なく氷菓またはラクトアイスに分類されます。

そのため、あっさりとした味わいが特徴です。

『Madein土佐』をコンセプトにしている高知アイスでは、アイスクリンの他に、県内産のゆずを使用したゆずシャーベットや文旦のシャーベットなども販売しています。

 食べてみた感想

薄黄色でシャリッとした食感のさっぱりとしたアイスです。

ババヘラアイスのバナナ味の部分のような風味を感じるなと思って調べてみたら、“アイスクリンは砂糖・卵・脱脂粉乳・バナナ香料などで作られる乳脂肪分3％以下の氷菓子”とのことでした。

他のカップアイスに比べて少し大きめですが、あっさりしているのであっという間に食べきっちゃいました。

高知県・龍馬の海あいすくりん

龍馬の海アイスクリン：(有)松崎冷菓工業

 どんなアイス？

1937年創業の松崎冷菓は、田野町という海辺の町でアイスを作り続けている老舗です。

室戸海洋深層水を使用して作るアイスクリンは、松崎冷菓のオリジナル。

今回購入した龍馬の海あいすくりんはコーンタイプでボリュームがあります。

松崎冷菓では他に、室戸海洋深層水の塩味を感じられるうみのバニラも販売しています。

 食べてみた感想

甘さ控えめのさっぱりとしたアイスです。

アイスクリンなのでシャリッとした食感で、どこか懐かしいミルク感があります。

パッケージがアイスと密着している感じで、中には『うまく外せない』という声もありましたが、今回は冷凍庫から出して数分置いたからかパッケージにくっつくことなく外せました。

九州・沖縄地方のアイス

福岡県・ムース

ムース：セリア・ロイル

 どんなアイス？

九州地方では学校給食にも登場するというムース。

給食で出されていたカップタイプから、食べやすいパウチタイプで販売したのが1999年で、それ以降チョコやキャラメルなど色々な味が発売されています。

時間をかけても溶けず、プルプルとした他のアイスにはない食感が特徴です。

 食べてみた感想

以前テレビで見て『プルンとしてる』『溶けない』と言われていたので、どんな感じなんだろう…と気になっていましたが、まさにその通りでした。

”アイス”ではあるものの、今までにない食感でやわらかくてプルンとしています。

味はミルキーで優しい味わい。

片手で食べることができ、溶けないので、小さい子がいるご家庭におすすめです！

福岡県・あいすまんじゅう

あいすまんじゅう：丸永製菓株式会社

 どんなアイス？

1962年に発売された梅鉢型のあいすまんじゅう。

他の県のご当地アイスに比べてスーパーで見かける機会も多く、全国的に知名度の高い印象があります。

季節に合わせて、抹茶やいちご、フロランタン、クリームチーズ、ずんだもちなどが発売されています。

 食べてみた感想

北海道産の小豆あんはやわらかく食べやすい甘さです。

小豆あんを包むバニラアイスは練乳が入っていて、コクとミルク感があって濃厚。

外側は少し固め、中は柔らかいアイスになっています。

佐賀県・ブラックモンブラン

ブラックモンブラン：竹下製菓

 どんなアイス？

まだアイスキャンディーが主流だった1971年に誕生したアイス。

バニラアイスにチョコレートとクッキークランチの組み合わせが人気となり、今も愛されるロングセラー商品になりました。

会長の竹下さんがアルプス山脈のモンブランを見た時に『この白い山にチョコレートをかけて食べたら、さぞ美味しいだろう』と思ったことが名前の由来なのだそうです。

 食べてみた感想

外側は、チョコレートコーティングにザクザクのクッキークランチとピーナッツが付いていて、食感がすごく良いです。

中のアイスは、さっぱりめのバニラアイスで、全体的にちょうどいい甘さ。

クランチがポロポロ落ちるので、食べる時は下にお皿があったほうが良いかなと思います。

一口サイズのプチブラックモンブランもあるのでそちらもオススメ！

長崎県・長崎カステラアイス

長崎カステラアイス：(有)ニューヨーク堂

 どんなアイス？

昭和12年に洋食屋として開業し、その洋菓子店となったニューヨーク堂で作られるカステラアイス。

ニューヨーク堂自慢のカステラの中には創業当時から人気の自家製アイスが入っています。

カステラとアイスが柔らかくなるのを待ってから食べるのがオススメ。

バニラの他には抹茶やいちご、コーヒーや白玉小倉、長崎県産のびわを使ったカステラアイスも。

 食べてみた感想

ふわっとしたカステラはしっかりとした甘みがあり、ザラメも付いていてジャリっとした食感があります。

中のアイスはカステラに比べて甘さ控えめでさっぱりした印象。

カステラとアイスを一緒に食べたことはなかったですが、思った以上にマッチしていて美味しかったです。

熊本県・ガリっとチュー

ガリっとチュー：永田冷菓

 どんなアイス？

永田冷菓が袋に入った糸こんにゃくにヒントを得て1963年に発売した、九州名物の袋入り氷。

お祭りなどのかき氷をビニール袋に詰めたもので手軽に食べれるところがポイント。

大ヒットとなった袋入り氷が、1969年にガリッとチューという名前で販売され、多いときでは1日に10,000個以上も作られていたとか。

ちなみに、お笑いコンビ『ガリットチュウ』の名前は、このアイスが由来なのだそうです。

一時製造中止されていましたが、2019年にクラウドファンディングなどの資金で復活しました。

夏の草刈りの時期や部活動の後にはかかせないアイスなのだそうです。

大分県・湯布院豆腐アイス

湯布院豆腐アイス：湯布院長寿畑[サンヨーコーヒー]

 どんなアイス？

大分川の源流がある湯布院町で作られる絹ごし豆腐を使用した豆腐アイス。

生クリームを使わずに植物性クリームを使用しているため、あっさりとした優しい味。

マダガスカル産のバニラビーンズも入った本格的なアイスです。

アイス全体の33%が由布院絹ごし豆腐なので、豆腐の香りも楽しめます。

味はバニラの他、抹茶、ゆず、ごま、大分県産のかぼすを使用したかぼす味があります。

人気No.1はバニラ、No.2は抹茶なのだそうです。

宮崎県・モナカ

モナカ：手づくりアイスなかつや

 どんなアイス？

1969年に飫肥(おび)駅近くに創業した、手づくりアイスのなかつや。

リヤカーでの移動販売からスタートし、現在では学生や観光客で賑わう人気店となっています。

人気商品のアイスモナカは、モナカ皮の中に丸いアイスが3つ入っています。

アイスは、アイスクリンのようなさっぱりめでシャーベットのような食感。

バナナエッセンスも入った懐かしい味わいです。

お誕生日やクリスマスにオススメのアイスケーキも販売しています。

鹿児島県・ジャムモナカ

ジャムモナカ：セイカ食品

 どんなアイス？

1961年に発売されて以来、南九州で親しまれてきたジャムモナカ。

赤いジャムは一見いちご味かと思いますが、実際はりんごジャム。

すっきりしたアイスとジャムの組み合わせで、懐かしい味のアイスモナカです。

 食べてみた感想

中のアイスはさっぱりしていて、中のりんごジャムは程よい酸味と甘みで美味しいです。

食べ進めていると『あれ？もうジャム終わり？』と思いますが、3ブロックくらいに別れて入っているようで、端に近づくとまた出てきます。

販売から60年以上経ってますが、アイスとジャムの組み合わせは一周回って新しく感じました。

鹿児島県・南国白くまモナカ

南国白くまモナカ：セイカ食品

 どんなアイス？

ジャムモナカと同じセイカ食品が販売する白くまのアイスモナカです。

セイカ食品では練乳かき氷をベースにした白くまはもちろん、アイスバータイプやソフトクリームタイプなど、色々な白くまを販売しています。

白くまモナカは、練乳風味のアイスにいちごやみかん・パインソースが入っています。

 食べてみた感想

かき氷の白くまのイメージが強かったので、このモナカのアイスのこっくり感にはちょっとびっくりしました。

さっぱりタイプではなく濃厚でコクのあるアイスの間には練乳がサンドされていて、フルーツソースの酸味が全体をバランスよくまとめてくれています。

かき氷くらいさっぱりとした白くまを食べたい人には『想像と違う』と思うかもしれませんが、個人的にはこちらの方が好きです！

沖縄県・ブルーシールアイス

ブルーシールアイス：フォーモストブルーシール

 どんなアイス？

アメリカ生まれ沖縄育ちのブルーシールは、米軍基地に設立されたミルクプラントから始まり、1963年には浦添にアイス店をオープン。

1976年に“フォーモストブルーシール”という社名になり、沖縄の名物になりました。

今回購入した紅イモの他にも、シークヮーサーやウベ、塩ちんすこうなど沖縄の味も人気です。

 食べてみた感想

ブルーシールアイスの紅イモは、きれいな紫色でこっくりとした濃厚な味わいです。

しっかりした甘みがありますが、紅イモのまろやかで素朴な風味もあり、あっという間に食べきっちゃいました。

コクがあるアイスなのにラクトアイス(乳脂肪分が少ないタイプ)というから驚きです！

おわりに

最後までお付き合いいただきありがとうございました！

知っているアイスや、気になるアイスはありましたか？

暖かくなってくるこれからの時期、ぜひ色んな土地のご当地アイスを食べてみてください。

ご当地アイスを通じて、新たな魅力を見つけられるかもしれません。

気軽に味わえるご当地グルメである、ご当地アイス。

気になったアイスはお近くのスーパー・イベント・旅行へ行った際に、その土地や歴史を感じながら味わってみて下さい！