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ha-na
1987年3月生まれ。
船橋市在住、食べるの大好きな主婦です。
お菓子作りと写真、絵を描くことが趣味です。
シュトレンの魅力を徹底解説!由来から作り方まで完全ガイド

シュトレンの魅力を徹底解説!由来から作り方まで完全ガイド

世界には、日本でも定番となったもの、まだ日本ではあまり知られていないもの、日本で誕生したもの、など様々なお菓子が存在します。

今回は、シュトレンをテーマに、由来や歴史、作り方などをご紹介します。

目次

シュトレンはどこ生まれのお菓子?

お皿に盛ったシュトレン

最近では日本のクリスマスシーズンに見かけることが多くなったシュトレン

シュトレンはドイツのドレスデン発祥のパン菓子で、クリスマスには欠かせない存在です。

粉砂糖をまとった姿は、毛布にくるまれた生まれたばかりのイエス・キリストを模しているとも言われています。

クリスマスの1ヶ月前頃に焼かれ、クリスマスまでのアドベント期間に少しずつスライスして食べる風習があります。

シュトレンの由来・歴史

カットしたシュトレンと天使の置物

シュトレンという名前はドイツ語で「」や「」といった意味。

昔のドイツ語の「stollo」が語源で大きいものという意味もあるそうです。

シュトレンに関する最も古い記述によると、1329年パン職人たちに組合を作ることを許可する代わりに、税金シュトレンを貢ぐ義務が課せられたというもの。

シュトレンにバター砂糖が加えられるようになったのは15世紀以降で、それまでのシュトレンはとびきり美味しいもの…というわけではなかったそうです。

ドレスデンのクリスマスマーケット
ドレスデンのクリスマスマーケット

シュトレンの発祥地として知られているのは、ザクセン州の州都・ドレスデン

1730年に王様が1.8トンのシュトレンを作らせたことが由来のシュトレン祭りは、1994年からドレスデンで開催されています。

毎年12月に行われるこのお祭りでは、なんと重さ3トンもあるシュトレンを乗せた馬車がパレードを行います。

シュトレンの種類

ナッツとシュトレン

シュトレンには中に入れる具材などによって、様々な名前がついています。

クリストシュトレン(Christstollen)

伝統的なクリスマス用シュトレンで、甘いドライフルーツが入ったもの。

ドレナーシュトレン(Dresdner Stollen)

シュトレンの発祥地であるドレスデンで作られたもの。
使う材料には細かい規定がある。

マジパンシュトレン(Marzipanstollen)

マジパンが入った濃厚な味わいで、しっとりした食感。

ブッターシュトレン(Butterstollen)

バターを多く使用し、リッチで重厚な味わい。

モーンシュトレン(Mohnstollen)

生地に黒いケシの実を使用したシュトレン。

ちなみに、一般的にシュトレンと呼ばれているのは「クリストシュトレン」です。

シュトレンの作り方

ドライフルーツ

シュトレンは、ドライフルーツナッツなどがたっぷり入った生地を二つ折りにして発酵させ、焼き上げます。

焼きあがった生地に溶かしバターをたっぷりと塗り、粉砂糖をふりかけて完成です。

ドイツでは、バター30%以上ドライフルーツ60%以上を配合するという規定もあるそうです。

おすすめレシピ

カットしたシュトレン

シュトーレン
こちらはcottaのレシピで、ひとつひとつの工程を写真付きで紹介しています。

はじめてのシュトーレン
こちらは富澤商店のレシピで、作り方の動画も用意されています。

★クリスマスプレゼントにシュトーレン★
こちらはクックパッドのレシピで、材料は多いですがつくれぽが700以上ある人気のレシピです。

材料や工程が多いので難しく感じますが、全体的な流れはこのようになります。

  • 強力粉とイーストで中種を作る
  • バター・砂糖・スパイスを混ぜ、強力粉・卵・牛乳を入れ、ちぎった中種を加えて混ぜる
  • ナッツやドライフルーツを加えて発酵
  • 楕円形に伸ばした生地を二つ折りにして山型を作り、再度発酵
    (レシピによっては三つ折り)
  • オーブンで30〜40分焼き、全体にバターを塗る
  • グラニュー糖をまぶし、冷めたら粉砂糖をまぶす

興味がある人はぜひ手作りしてみてください!

シュトレンが日持ちするのはなぜ?

ラッピングしたシュトレン

シュトレンが日持ちする理由は、小麦粉に対してナッツやドライフルーツ・バターの割合が高いため。

また水分量が25%以下と決められているので、傷みにくくなっています。

生地全体を、雑菌の侵入を防ぐ効果があるバターで覆い、バターの酸化を抑える粉砂糖をまぶすことで保存性を高めています。

日本で買えるシュトレン

日本でもクリスマスに近づくと、多くのパン屋さんや洋菓子店でシュトレンの販売が始まります。

2023年冬にマツコの知らない世界では「日本シュトレンの世界」と題して、岐阜県のGURUMAN VITAL、江東区のBoulangerie S.Igarashi、世田谷区のブーランジェリースドウなどが紹介されました。

その他にも成城石井カルディなどの輸入品を扱うスーパーや、無印良品イオンなどの大手スーパーでも販売されています。

カルディではミニサイズのシュトレンも販売しているので、まだ食べたことがないという方はぜひ食べてみてください。

富澤商店にはシュトーレンキットも

お菓子作りの材料や道具を扱う富澤商店では手作りシュトーレンセットが販売されています。

牛乳無塩バターを準備すれば作ることができるので、気になる方はぜひ作ってみてください。

楽天市場やAmazonでも購入可能です。

富澤商店 楽天市場店
¥2,332 (2024/11/18 13:09時点 | 楽天市場調べ)

今回はシュトレンについてご紹介しました。

クリスマス当日だけでなく、クリスマスまでカウントダウンしながら楽しめるシュトレン。

熟成して変化していく味わいもぜひ楽しんでみてください!

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