滋賀県のつるやパンを紹介！人気のサラダパンやサンドウィッチは都内でも買える？

滋賀県で長年愛され続ける・つるやパン

その土地その土地で長年愛されてきたご当地パン。

最近ではイベントが開催されたり、ローカルパンとしてテレビで紹介されたりと、とても注目を集めています。

日本各地にあるご当地パンの中から、今回ご紹介するのは滋賀県のつるやパン。

【ご当地パン図鑑】でもご紹介した“サラダパン”を含めたパン4種類をメインにご紹介します。

画面右下の【目次】から、読みたい場所へ移動できます。

つるやパンとは？

太平洋戦争中に法律を学んでいた創業者の西村秀敏さんが、戦後に故郷にパン屋を開くことを志し、1951年に創業したのがつるやパン。

アメリカの文化が入って来ることで、『学校給食にパンが出されるかも？』と思ったことが創業のきっかけだったといいます。

つるやパンの名前は、子どもにもうけるようにと動物を使った店名を挙げていった結果、他とは被らない『鶴』に決まったのだそう。

創業者の妻である智恵子さんが考案したサラダパンは滋賀のご当地パンとしても非常に有名で、滋賀県出身の西川貴教主催のイナズマロックでも販売されています。

風情のある町並みの中で、地元の人達に70年以上愛されてきた人気のパン屋さんです。

つるやパンのパンを紹介

サラダパン

1951年の創業以来作り続けられている自慢のコッペパンを使用した、つるやの名物・サラダパン。

“おにぎりに代わるような甘くないパンを”と、創業者の妻である千恵子さんが考案しました。

もともとはキャベツとマヨネーズを挟んだサラダパンでしたが、日持ちしなかったことから1年で販売中止となり、水分が出ず食感がいい食材としてたくあんを採用し、現在のサラダパンが完成しました。

2023年のイナズマロックでは、郷土料理のぜいたく煮を使用した『イナズマ贅沢サラダパン』が登場。

過去には、たくわんの他にきゅうりやなす・みょうが・しそ・こんぶなどを挟んだ“イナズマレインボーサラダパン”も登場しました。

パンにたくあん…、人気とはいえ正直半信半疑でしたが、食べてみたらたくわんの歯ごたえと塩味、甘みのあるマヨネーズが相性抜群！

ほかでは味わえない、クセになる美味しさです。

地元・滋賀では焼き鯖を挟んだり、ソーセージを挟むなどのアレンジレシピもあるそうです。
(サラダチキンや白身魚のフライとかも合いそう…)

サンドウィッチ

つるやパンで人気No.1という、サンドウィッチ。

このサンドウィッチは、つるやパンで50年以上作られている丸い食パンに、魚肉ソーセージとマヨネーズを入れたシンプルなもの。

大人の手の平くらいの大きさで、耳まで柔らかいので小さな子も食べやすいパンです。

想像以上に優しい味わいのサンドイッチで、マヨネーズには甘みがあります。

サンドされているのが魚肉ソーセージなので、どこか懐かしい駄菓子感もあってペロッと食べられます。

そのままでも美味しいですが、トーストすると食パンがサクサクになって、より軽い食感になります。

サンドウィッチ(ハムカツチョコ)

サンドウィッチの仲間の、サンドウィッチ(ハムカツチョコ)。

ハムカツとチョコ…とかなり珍しい組み合わせで、中にはハムカツとソースがサンドされています。

ピリッとした粒コショウがいいアクセントになっています。

チョコの香りは袋を開けたときには感じませんでしたが、一口食べるとふわっとチョコの香りがしました。

中のハムカツは柔らかく、ソースは甘めで食べやすい味です。

チョコとハムカツの組み合わせに若干不安を感じていましたが、思った以上に違和感なく美味しく食べれました。

トーストするとチョコの香りが広がり、サクサクな食感になるので、トーストがオススメです。

スマイルサンド

創業当時、人気No.1だったというスペシャルサンド。

そのスペシャルサンドの名前を変えて、復刻販売したのがスマイルサンドです。

中央に置かれた赤いゼリィがレトロな雰囲気を出しています。

パッケージもゼリィを鼻に見立てて、ニコッしたスマイルになっています。

ふわっとしたコッペパンの中にはバタークリームがサンドされています。

バタークリームではありますが、ホイップクリームのような軽さがあって、甘さは控えめ。

ゼリィはいちごジャムのような甘酸っぱさがあって美味しかったです。

他にもこんなパンがあります

カステラサンド

つるやパンの人気No.3のロングセラー商品。

ふわふわなパンにカステラとバタークリームをサンドした、ボリュームのあるパンです。

2022年にはカステラサンドのアイデアを募集し、その中から選ばれた『春のパステルサンド』『イチゴチーズカステラサンド』『明太子カステラサンド』が発売されました。

ランチパン

60年以上前から作られているという、魚肉ソーセージが入った揚げパン。

パンとソーセージというシンプルな組み合わせですがクセになる味わいで、つるやパンの人気No.4のパンです。

木之本本店では、毎日14時頃に揚げたてが並ぶそうです。

チョコたぬきパン

信楽焼のたぬきの置物が有名な滋賀県らしい、たぬきの顔をしたパンです。

『地元の子どもたちに』という思いで作られたパンで、中にはチョコレートクリームが入っています。

顔はひとつひとつ違うので選ぶのも楽しそう！

まるい食パン

人気No.1のサンドウィッチに使われている、つるやパン特製の丸い食パンです。

60年以上作り続けられているこの食パンの特徴は、薄い耳とふんわりとした食感。

つるやパン2号店はまるい食パン専門店になっていて、食パンそのものはもちろん、焼き鯖や・サラダ・ジャムなど、色々なサンドウィッチを販売しています。

シンプルでどこか懐かしいパンが魅力のつるやパン。

個人的には、サラダパンと優しい甘さのサンドウィッチがお気に入りです！

都内で購入できる場所

滋賀へなかなか行けない…という人も多いかと思いますが、つるやのパンは都内で購入することができます。

つるやのパンを扱う、都内の2つのアンテナショップをご紹介します。

ここ滋賀

今回つるやパンを購入したのは、日本橋にある滋賀のアンテナショップ・ここ滋賀です。

こちらにはつるやのパンの他、滋賀の食材やお菓子、お茶やお酒、雑貨など幅広い商品を販売しています。

つるやのパンは常に販売しているかはわからないので、来店前にお問い合わせしていただくのが良いかと思います。
(ちなみに、私が行ったのは3/24の日曜日でした)

ここ滋賀-COCOSHIGA-情報

住所

〒103-0027
東京都中央区日本橋2丁目7-1

TEL

03-6281-9871

営業時間

[マーケット]10:00～20:00
[地酒バー]10:00〜20:00
[総合案内]11:00〜17:00
[レストラン](ランチ)11:30〜14:30
(ディナー)17:00〜22:00

定休日

年中無休