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ha-na
1987年3月生まれ。
船橋市在住、食べるの大好きな主婦です。
お菓子作りと写真、絵を描くことが趣味です。
スコーンの魅力を徹底解説!由来から作り方まで完全ガイド

スコーンの魅力を徹底解説!由来から作り方まで完全ガイド

2024.10.2再編集しました

世界には、日本でも定番となったもの、まだ日本ではあまり知られていないもの、日本で誕生したもの、など様々なお菓子が存在します。

今回は、スコーンをテーマに、由来や歴史、作り方などをご紹介します。

目次

スコーンはどこ生まれのお菓子?

スコーンとオーブントレイ

スコーンはイギリスのスコットランド地方発祥のパンの一種です。

パンよりもお菓子として認識されていて、アフタヌーンティーには欠かせない存在です。

クリームやジャムをのせて食べるのが定番で、19世紀半ばにオーブンが普及したことで現在の形になったと言われています。

最近では日本でもスコーンの特集が組まれたり、英国展などで話題になるなど、人気も高まっています。

クリームティーってなに?

クリームティーとは、紅茶とスコーンのセットのことです。

ホテルなどで人気のアフタヌーンティーに比べると気軽に楽しめるので、イギリスの午後には欠かせないそうです。

クロテッドクリームとは?

クロテッドクリームとスコーン

スコーンに添えられているクリームはクロテッドクリームといいます。

日本ではあまり馴染みのないクリームですが、こっくりとしていてスコーンとの相性が抜群

クロテッドクリームは脂肪分が約60%の生乳由来のクリームで、バターと生クリームの間のようなクリーム。

扱っているお店が少ないので、手に入らない場合は手作りもオススメです。

オススメレシピ

材料1つ!簡単クロテッドクリームのレシピ・作り方
※生クリームだけで作れるレシピです(cotta)

ジャムとクリームどちらが先?

クロテッドクリームとジャム

スコーンにつけるジャムとクロテッドクリームの話になると、必ず出てくるのが『クリームが先か、ジャムが先か』というもの。

クロテッドクリームの名産地であるデヴォン州とコンフォール州では、それぞれ順番が違います。

クロテッドクリームを先に乗せるのがデヴォン式
ジャムを先に乗せるのがコンウォール式

どちらが正解かで度々論争が起こるそうですが、ぜひ食べ比べをして、好みの食べ方を見つけてみてください。

スコーンの由来・歴史

スコーンの名前の由来は、

  • スコットランドの古い言葉であるゲイル語『Sgonn』(=ひと口大)という説
  • 良質な白いパンという意味のオランダ語schoonbroot
  • ドイツ語のsconbrotを語源としたという説

など、様々な説がありますが、最も有名なのは「運命の石(The stone of Scone)」という神聖な石に関連しているというもの。

スコーンの石
座面の直下にスコーンの石が嵌め込まれた
エドワード王の椅子(Wikipediaより)

この石はスコットランド・バースにあるスコーン城の歴代国王の戴冠式に使われた椅子の土台であり、元々は古代エジプトのツタンカーメン王の玉座の下にあったと言われています。

この神聖な石に由来しているという理由から、スコーンをナイフを使わずに手で割るマナーが生まれたとされています。

手で割ることで、神聖な石に対する敬意を示すと同時に、スコーンの本来の風味や食感を最大限に楽しむことができます。

スコーンの作り方

プレーンスコーン

スコーンの生地は、小さく切ったバターや粉類をパン粉のようになるまで混ぜて作ります。

バターを溶かさないように気をつける必要はありますが、比較的気軽に作れるお菓子です。

お菓子にも朝食にもおすすめですし、何より焼きたてはとっても美味しいです!

材料

  • 中力粉 200g(薄力粉・強力粉半分づつでOK)
  • ベーキングパウダー 10g
  • バター 50g
  • 砂糖 10g
  • 塩 ひとつまみ
  • 卵 1個(約50gくらい)
  • 牛乳 50g

手順

  • バターを1cm角にカットして、冷蔵庫で冷やしておく
  • フードプロセッサーに中力粉・ベーキングパウダー・バター・砂糖を入れて撹拌する
    ※フードプロセッサーがない場合はボウルに入れ、指を使って全体がパン粉のようになるまで混ぜる
  • 生地をボウルに移して、牛乳を混ぜたものを入れてゴムベラで切るように混ぜる
  • 少し粉っぽさが残るくらいになったら、打ち粉をした台に出し、手のひらを使って伸ばして畳むを3回くらい繰り返す
  • ラップで包んで冷蔵庫で30分休ませる
  • 打ち粉をした台に出し、厚さ2〜3cmくらいに伸ばして型でくり抜いたら(包丁でカットでもOK)クッキングシートの上に乗せる
  • 卵と牛乳を合わせたもの(分量外)か牛乳(分量外)を表面に塗る
  • 200℃に予熱したオーブンで15分焼く

作る時のコツ

スコーン作り

キレイに膨らみ、腹割れのあるスコーンを作るコツは以下の3つです。

  • 生地をこねすぎない
  • 材料をしっかりと冷やしておく
  • 型抜きした後は側面を触らない

一番大事なのは、生地をこねすぎないこと。

『ちょっと不格好かも…』と思っても、触りすぎない方が美味しいスコーンに仕上がります。

スコーンの腹割れとは?

スコーンの腹割れとは、スコーンの側面に見られる割れ目のこと。

狼の口(Wolf’s Mouth)と呼ばれ、この腹割れがはっきりとあるものが美味しいスコーンの証とも言われているそう。

ギザギザに入った割れ目が狼の口に似ていることから、このような名前が付いたのだとか。

アメリカとイギリスのスコーンの違いは?

チョコチップのアメリカンスコーン

これまで紹介したのはいわゆるイングリッシュスコーン(イギリス式)と呼ばれるものです。

アメリカンスコーン(アメリカ式)は、スターバックスコーヒーなどで見かける三角形の大きなスコーンで、チョコレートが入っていたり、フレーバーがついていたり、ソースがかかっていたりするのでそのまま食べるのが一般的。

生地はザクッとした食感で、イングリッシュスコーンが紅茶に合わせるのに対して、こちらはコーヒーに合うスコーンです。

オススメレシピ

☆HMチョコスコーン☆
※4つの材料でパパッと簡単に作れるレシピです(クックパッド)

今回はスコーンについてご紹介しました。

紅茶やクリーム・ジャムとともに、美味しいスコーンを楽しんでください。

機会があったらぜひ手作りスコーンにも挑戦してみてくださいね!

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