MENU
ha-na
1987年3月生まれ。
船橋市在住、食べるの大好きな主婦です。
お菓子作りと写真、絵を描くことが趣味です。
パブロバの魅力を徹底解説!由来から作り方まで完全ガイド

パブロバの魅力を徹底解説!由来から作り方まで完全ガイド

2024.10.24再編集しました

世界には、日本でも定番となったもの、まだ日本ではあまり知られていないもの、日本で誕生したもの、など様々なお菓子が存在します。

今回は、パブロバをテーマに、由来や歴史、作り方などをご紹介します。

目次

パブロバはどこ生まれのお菓子?

パブロヴァ

丸く焼いたメレンゲの上に、生クリームや苺などをトッピングした可愛らしいお菓子、パブロバ(パブロヴァ)

発祥はニュージーランドやオーストラリアで、レストランやケーキ店だけでなくスーパーでも売られているほど広く親しまれています。

メレンゲというとメレンゲクッキーのようにサクサクした食感をイメージしますが、パブロバに使うメレンゲは少量のお酢を入れ、外はサクッと中はマシュマロのような柔らかさがあります。

南半球はクリスマスが夏なので、パブロバはクリスマスケーキとしても人気なんだとか。

オーストラリアやニュージーランドのお菓子や料理にはイギリス起源のものが多いですが、パブロバは逆で、イギリスに伝わりイギリスでもメジャーなお菓子になっています。

パブロバの由来・歴史

パブロバという名前は20世紀前半に活躍し、世界各地で公演を行った初めてのダンサーとされているアンナ・パブロワが由来。

アンナ・パヴロヴナ・パヴロワ(Wikipediaより)

彼女のために作られたお菓子で、大きなメレンゲやフルーツはバレエのチュチュをイメージしたものなんだそうです。

発祥についてはニュージーランドとオーストラリアが名乗りをあげていて、パブロワは1926年の公演旅行で両国を訪れているため、長年論争が続いていました。

ですが近年では、最古のレシピはニュージーランドのゼラチンメーカーが1927年に発行した料理書であると認識されるようになりました。

もともとは色付けしたゼリーを何層にも重ねチュチュに似せたデザートが、後にメレンゲを使用しホイップクリームとフルーツを飾った華やかなお菓子に変化したそうです。

パブロバの作り方

パブロバは、卵白と砂糖、コーンスターチとお酢がベースになります。

メレンゲはしっかりと泡立て、クッキングシートに丸くおいて低温で焼くことで、焼き色が付かず白いメレンゲが出来上がります。

ちなみに、トッピングのフルーツはいちごの他にラズベリーキウイパッションフルーツを使うことが多いようです。

材料

  • 卵白 3個分
  • グラニュー糖 150g
  • コーンスターチ 小さじ2
  • お酢 小さじ1
  • トッピング用のホイップやフルーツ お好みで

手順

  • 卵白を溶きほぐし、大さじ1ずつグラニュー糖を入れる
  • コーンスターチをふるい入れる
  • お酢を加えて混ぜ、ツヤが出るまで泡立てる
  • オーブンシートを敷いた鉄板の上に丸くおき、100℃に予熱したオーブンで2時間半焼く
  • 焼き上がったあとは、オーブンを開けずにそのまま冷ます
  • お好みでホイップやフルーツをのせる

写真付きの作り方や、焼き比べなどについてはこちらの記事をご覧ください。

作るときのコツ

パブロバを作る上で注意が必要なのは、メレンゲを焼く時のオーブンの温度です。

ご家庭のオーブンの性能によって焼き上がりは変わりますが、温度が高いとメレンゲに焼き色が付いてしまいます

また、焼き上がってすぐオーブンを開けて冷ましてしまうと、湿気で柔らかくなってしまったりサクサクの食感がなくなってしまうことがあります。

パブロバ作りQ&A

なぜお酢を入れるの?

パブロバに使用するメレンゲは、少量のお酢を入れることで中が柔らかく仕上がります

外はサクサク、中はふわっと仕上げるためにはお酢を入れる必要があります。

また、お酢を入れることで焼き縮みを防ぐことができるそうです。

お酢を入れても、焼き上がったメレンゲはお酢の香りや酸味は無いのでご安心を。

甘さ控えめでも作れる?

メレンゲを作る際に砂糖を入れる理由は、砂糖が卵白の水分を吸収することで泡を安定させ、きめ細やかでなめらかにするためです。

なので、減らしすぎるとメレンゲが安定しない可能性がありますが、減らしてもメレンゲを作ることはできます

こちらの記事で、卵白3個に対して砂糖130gで実際に作ってみましたので、そちらも合わせてご覧ください。

コーンスターチを使用しないで作れる?

メレンゲクッキーを作る際にコーンスターチを入れると、時間経過によってベタつくのを防いでくれます

コーンスターチがない場合は片栗粉で代用可能ですが、無くても作れます。

個人的には砂糖+卵白で作ったときより、砂糖+卵白+コーンスターチで作ったメレンゲの方がきれいに泡立つ気がするので、メレンゲクッキーを作る際にはコーンスターチを入れるようにしています。

パブロバは日持ちする?

生クリームやフルーツの水分をメレンゲが吸ってしまうと、サクサク感が失われてしまうので、トッピングをしたものはすぐに食べるのがオススメです。

トッピングをしていないメレンゲクッキーの状態であれば、密閉容器に肝臓剤と一緒にいれて保存できます。

でもトッピングをしていないメレンゲクッキーの状態であれば保存することができます

我が家はジップロックに乾燥剤と一緒に入れて保存しますが、1週間くらいはサクサクなままです!

乾燥剤は100円ショップでも購入できるので、乾燥剤と一緒に保存してみてください。

パブロバは低カロリー?

パブロバはバターや小麦粉を使用しないため、低カロリーだと言われています。

卵白は卵1個分で17kcal、フルーツ50kcal弱なのでカロリーは低いです。
(いちご3粒、キウイ1/2個、ブルーベリー5粒で計算)

メレンゲに使う砂糖とホイップクリームはカロリーが高めなので、量を調整すればもっとカロリーオフすることも可能です。

ちなみに、

  • ショートケーキ1つ 354kcal
  • モンブラン1つ 408kcal
  • チーズケーキ1つ 295kcal

なので、パブロバはカロリーが低めのスイーツと言えます。
※各ケーキのカロリーはカロリーSlismより

ちなみにこちらの記事で作ったパブロバは、トッピングも含めて1つ約265kcalでした。

 

今回はパブロバについてご紹介しました。

焼くのに時間はかかるものの簡単に作れるので、クッキーやカスタードなどで卵白が余ったら、ぜひパブロバを作ってみて下さい!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次