世界には、日本でも定番となったもの、まだ日本ではあまり知られていないもの、日本で誕生したもの、など様々なお菓子が存在します。
今回は、ヨウルトルットゥをテーマに、由来や歴史、作り方などをご紹介します。
ヨウルトルットゥはどこ生まれのお菓子?
ヨウルトルットゥ(Joulutorttu)はフィンランド生まれの伝統的なクリスマス菓子。
フィンランド語で「Joulu」はクリスマス、「torttu」はタルトやパイを意味します。
日本の折り紙でみられる手裏剣や風車のような形に折りたたまれたパイ生地が特徴で、中心にはプルーンジャムをのせます。
家庭で手作りされることが多く、クリスマスには欠かせないお菓子です。
ヨウルトルットゥの由来・誕生の歴史
ヨウルトルットゥの起源ははっきりしていないようですが、19世紀頃のフィンランドとされています。
当時、クリスマスの特別なデザートとして焼かれるようになり、シンプルな材料と家庭で作りやすいレシピが広まりました。
家庭での手作りが一般的ですが、スーパーでも冷凍生地や完成品が販売されており、クリスマスシーズンに手軽に楽しむことができます。
星形のデザインは、キリストの誕生を知らせた星と言われるベツレヘムの星を模しているそうです。
ヨウルトルットゥの作り方
日本ではあまり見かけることがないヨウルトルットゥ。
購入するのは難しいですが、冷凍パイシートがあれば材料3つで簡単に作ることができます。
今回はプルーンジャムが手に入らなかったのでブルーベリージャムを使用して作ってみました。
カルディのこちらのページでは、プルーンジャムの作り方を紹介しているので、気になる方はぜひ!
材料
- 冷凍パイシート 2枚
- ブルーベリージャム 適量
- 仕上げ用のパウダーシュガー 適量
手順
左上の生地から、折り方の順番になっています
作るときのコツ
パイ生地は室温や温かい場所にしばらく出しておくと生地がダレてしまうので、『生地が柔らかくなってきた』と感じたら冷蔵庫で冷やして下さい。
また、しっかりと予熱したオーブンで焼くことで、生地が膨らみ、層のあるサクサクの食感に仕上がります。
中央に置くジャムは硬めの質感のジャムがオススメです。
(今回のジャムは焼いている間に少し垂れてしまったので、最後に追加で少し乗せました)
難しい工程はないので、小さいお子さんと一緒に作るのもおすすめです。
プルーンジャムがない時に使う代用品は?
今回プルーンジャムが手に入らなかったので、同じ色合いのブルーベリージャムを使用しましたが、他にはこのようなジャムもおすすめです。
- アプリコットジャム
- ラズベリージャム
- りんごジャム
お好みに合わせて色々なジャムで作ってみてください。
日本でヨウルトルットゥを売ってるお店はある?
日本ではあまり見かけないヨウルトルットゥですが、フィンランドの輸入雑貨や食品を提供するお店で見つけることができます。
Hyvää Matkaa!ヒュバ・マトカ(表参道)
表参道から歩いて10分弱の場所にあるヒュバマトカは、北欧旅行フィンツアーが手がける北欧カフェ&ショップです。
こちらでは、12月の期間限定メニューとしてヨウルトルットゥ(605円※税込み)を販売しています。
ヨウルトルットゥはイートインのみの販売で、今年はあと12/21(土)と12/22(日)に販売されるそうです。
今回はヨウルトルットゥについてご紹介しました。
ヨウルトルットゥはフィンランドの家庭で愛されるお菓子で、クリスマスの喜びを分かち合う象徴です。
今年のクリスマスには、ぜひ手作りしてフィンランドの伝統を楽しんでみてください。