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マスタークラスとは?
イギリスの人気番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』には、コンテスト本編の後に放送される特別企画「マスタークラス」があります。


このマスタークラスでは、厳しい審査で知られるメアリー・ベリーとポール・ハリウッドが、コンテストで出題された課題のお菓子を自ら作りながら、その極意をわかりやすく解説してくれます。
今回は、そんなマスタークラスで紹介された2つのお菓子についてご紹介します。
ポールのセイボリー・ビスケット

ポピーシード味とパルメザン&ドライトマト味の2種類のビスケットは、ポール考案のレシピ。
ホテルで15年以上作り続けてきた人気のレシピだそうです。
材料
- 中力粉(または強力粉)375g
- 無塩バター 125g
- 塩 小さじ1
- 卵 2個
- 水 40ml程度
- ポピーシード 大さじ2
- ドライトマトのピューレ 大さじ1
- パルメザンチーズ 40g
- 溶き卵(仕上げ用)
- 白ごま(パルメザン&ドライトマト味用)
作り方
- 中力粉375gと無塩バター125gをボウルに入れ、ミキサーでパン粉状にする
- 小さじ1の塩を入れ、溶いた卵2個を生地を混ぜながら加える
- 水を40ml程度加えて混ぜると、生地がまとまり始める
- 混ざった生地を取り出し、2つに分ける
- 半分はボウルに戻し、ポピーシード大さじ2を入れてミキサーで混ぜる
- もう半分の生地をボウルに入れ、ドライトマトのピューレ大さじ1とパルメザンチーズ40gを入れてミキサーで混ぜる
- 打ち粉をした台に生地を置き、麺棒で薄く伸ばす
- 伸ばした生地を、トレーに敷いたシートの上に置き、冷蔵庫で30分ほど冷やす
- 冷やした生地を好きな型で抜き、鉄板に小麦粉をまぶし、抜いた生地を並べる
- 溶き卵を表面に塗り、パルメザン&トマト味には白ごまも振る
- 180度のオーブンで10〜15分焼き、15分程度冷ます
感想
メアリー「正しくサクサクね。薄い層が重なっていてとてもサクサク。底の焼色もちょうどいいわ」
ポール「そのままでもいいがチーズとよく合う。どんなチーズでもいいがカマンベールにディップするとうまい」
メアリーのフロランタン

フルーツとナッツをちりばめた生地に、チョコを薄く塗った特別なお菓子です。
生地はブランデースナップに似ていて、歯ごたえのある食感が特徴です。
材料
- バター 50g
- デメララシュガー 50g
- ゴールデンシロップ 50g
- 中力粉 50g
- ミックスピール 50g
- 刻んだアーモンド 25g
- 刻んだクルミ 25g
- 刻んだドライクランベリー 25g
- ダークチョコレート 200g
作り方
- バター50gとデメララシュガー50g、ゴールデンシロップ50gを鍋に入れ、火にかけてバターを溶かす
- バターが小さなかけらになったら火からおろし、予熱で完全に溶かす
- 中力粉50g、ミックスピール50g、刻んだアーモンド25g、クルミ25g、ドライクランベリー25gを加え、キャラメルが均一に絡むまでよく混ぜる
- 生地を3等分し、それぞれ6等分してクッキングシートを敷いた鉄板に間隔を広めにとって置き、平たく広げる
- 160℃のオーブンで8〜10分焼く(焼きすぎに注意)
- 焼きあがったら完全に冷ます
- ダークチョコレート200gを刻み、その半分を湯煎で約50℃まで溶かす
- 火からおろし、残りのチョコを入れて30℃まで冷ます
- 冷えた生地の裏面に、料理用ハケでチョコレートを薄く塗る
- フォークを使ってチョコレートに波模様をつける
感想
メアリー「パリパリね。小さなサイズで作って食事の最後に食べるのがいいの」
ポール「好きじゃない、”最高”だ。ミックスピールが効いてていい刺激になってる、歯ごたえもよくチョコもうまい、すべてが調和してるよ」
まとめ
今回は、第2週ビスケットの回で登場したお菓子の作り方をまとめてみました。
セイボリービスケットではポールは「無塩バターを使うと塩分を調整できる」「冷やすと生地が固くなり型崩れしにくくなる」、フロランタンではメアリーは「焼いている間は目を離さない」「チョコは強く熱しすぎると冷めた時に表面が白くなる」など、具体的なコツを学ぶことができました。
ご家庭でもぜひ挑戦してみてください!