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ha-na
1987年3月生まれ。
船橋市在住、食べるの大好きな主婦です。
お菓子作りと写真、絵を描くことが趣味です。
パイ?タルト?違いが分かる!ペイストリー生地の種類を徹底解説!

パイ?タルト?違いが分かる!ペイストリー生地の種類を徹底解説!

海外のレシピや番組を見ていると、「パフペイストリー」「ショートクラストペイストリー」「パート・ブリゼ」など、色々な名前の生地が出てきます。

名前がわからないと『日本で言うパイ生地はどれ?』『これとこれは同じじゃないの?』など、こんがらがってきます。

今回は、生地ごとに

  • 特徴
  • 基本の作り方
  • よく使われる料理
  • イギリスとフランスの呼び方

をまとめてみました。

目次

パフペイストリー(Puff Pastry)

アップルパイ

特徴

パフペイストリーは、バターを何層にも折り込むことで層を作る生地で、焼成時に内部の水分が蒸気となって大きく膨らむのが特徴です。

そのため、軽くて空気を含んだサクサクとした食感に仕上がります。

層が細かく均一であるほど、繊細で美しい仕上がりになります。

日本で『パイ』と聞いて浮かぶのがこのタイプの生地です。

基本の作り方

  1. 小麦粉に冷水と塩を加えて混ぜる
  2. 冷やして伸ばした生地で、シート状にしたバターを包む
  3. 伸ばして三つ折り→休ませる
  4. 90度回転させて伸ばして三つ折り→休ませるを繰り返す(4〜6回)
  • バターが溶けないよう手早く行い、折り込んだらその都度冷蔵庫で休ませる

よく使う料理

  • ミルフィーユ
  • アップルパイ
  • ヴォロヴァン

呼び方

イギリスでは「パフペイストリー」と呼ばれますが、フランスでは「パート・フィユテ(Pâte Feuilletée)」と呼ばれています。

どちらも同じ生地を指しており、名称が異なるだけで作り方や構造は同じです。

ラフパフペイストリー(Rough Puff Pastry)

特徴

ラフパフペイストリーは、パフペイストリーを簡略化したような生地です。

バターを均一に折り込むのではなく、あえて塊を残したまま折りたたむことで、不均一ながらも層のある仕上がりになります。

パフほど大きくは膨らみませんが、ザクっとした素朴な食感が特徴です。

似た生地にフレーキーペイストリー(Flaky Pastry)がありますが、ラフパフに比べ脂肪分がやや少なく密度が高いため、カリッとした食感になります。

基本の作り方

  1. 小麦粉に冷たいバターを角切りで加える
    (フレーキーペイストリーはバターをすりおろす)
  2. 指で軽くつぶす(混ぜすぎない)
    ※フードプロセッサーでも◯
  3. 水を加えてまとめる
  4. のばして折る→冷やすを2〜3回繰り返す
  • バターが溶けないよう手早く行い、折り込んだらその都度冷蔵庫で休ませる

よく使う料理

  • 簡単パイ
  • ミートパイ
  • タルトの上生地

呼び方

イギリスでは「ラフパフペイストリー」や「フレーキーペイストリー」といった呼び方が使われ、アメリカでも「フレーキーパイ生地」という表現が一般的です。

厳密な定義の違いはありますが、いずれもパフペイストリーの簡易版という位置づけになっています。

フランスでは「パート・フィユテ・ラピド(Pâte Feuilletée Rapide)」(速成パイ生地)と呼ばれます。

ショートクラストペイストリー(Shortcrust Pastry)

キッシュ

特徴

ショートクラストペイストリーは、層を作らずにバターを粉にすり込むことで、サクサクとした軽い口当たりと、ほろっと崩れる食感を生み出す生地です。

甘くも塩味にも調整できるため、タルトからキッシュまで幅広く使われます。

焼き上がりはしっかりしていながらも軽く、具材を支える土台として優れています。

基本の作り方

  1. 小麦粉に冷たいバターを加える
  2. 指でこすり合わせて砂状にする
    ※フードプロセッサーでも◯
  3. 少量の水を加えてまとめる
  4. 冷蔵庫で休ませる
  • バターが溶けないよう手早く行い、折り込んだらその都度冷蔵庫で休ませる

よく使う料理

  • キッシュ
  • ステーキ&エールパイ
  • タルト
  • パイの土台

呼び方

イギリスでは「ショートクラストペイストリー」と呼ばれ、フランスでは「パート・ブリゼ(Pâte Brisée)」と呼ばれます。

どちらも基本的には同じ構造の生地で、特に甘くないタイプを指す名称として使われています。

パート・シュクレ(Pâte Sucrée)

フルーツタルト

特徴

パート・シュクレは、ショートクラストに砂糖と卵を加えた甘いタルト生地です。

生地はやや締まりがあり、焼き上がりはクッキーのようなサクッとした軽い歯ごたえになります。

甘いフィリングと相性が良く、見た目も整いやすい生地です。

基本の作り方

  1. 室温に戻したバターと砂糖を混ぜる
  2. 卵を加える
  3. 小麦粉を加えてまとめる
    ※アーモンドプードルを加えることも
  4. 冷やしてから伸ばす

よく使う料理

  • フルーツタルト
  • チョコタルト

呼び方

フランスでは「パート・シュクレ」と呼ばれる生地で、イギリスでは明確な別名称は少ないものの、「甘いショートクラスト」として扱われることが多い生地です。

パート・サブレ(Pâte Sablée)

パートサブレ生地

特徴

パート・サブレは、サクサクとした食感とバターの風味が特徴です。

パートシュクレと違い、先にバターと粉を混ぜ合わせて砂状にするサブラージュという技法で作られます。

タルト生地でありながら、クッキーに近いリッチさがあり、風味の良さが際立ちます。

基本の作り方

  1. 冷たいバターを角切りにする
  2. 小麦粉や砂糖を加えて、バターとすり合わせてサラサラの状態にする
  3. 卵を加えてひとまとまりにする(練りすぎない)
  4. 冷蔵庫で休ませる

よく使う料理

  • リッチなタルト
  • クッキー系土台

呼び方

フランスで使われる名称で、「サブレ(砂のように崩れる)」という言葉の通り、食感を表した名前になっています。

ホットウォータークラストペイストリー(Hot Water Crust Pastry)

ポークパイ

特徴

ホットウォータークラストペイストリーは、熱湯と脂を使って作るイギリス特有の生地です。

一般的なペイストリーとは違い、柔らかいうちに成形し、冷めるとしっかりと固まるため、型崩れしにくいのが特徴です。

食感はやや硬めで、具材をしっかり包み込む用途に向いています。

基本の作り方

  1. 鍋に水とラード(またはバター)を入れ沸騰するまで温める
  2. 小麦粉に一気に加え混ぜ合わせる
  3. 触れるくらいになったら滑らかになるまでこねる
  4. 生地が温かいうちに成形する
  • 冷めると固まって伸ばせなくなるので、手早く作業する

よく使う料理

  • ポークパイ
  • ゲームパイ(ジビエを詰めたパイ)

呼び方

この生地は主にイギリスで使われるもので、フランス菓子にはあまり見られない独自のペイストリーです。

今回紹介した生地の比較表

スクロールできます
生地食感甘さ主な用途
パフ
(フィユテ)
あり(多層)軽い・サクサクなしパイ・ミルフィーユ
ラフパフ
(パート・フィユテ・ラピド)
少しありザクッなし簡易パイ
フレーキー少しありザクザクなしパイ
ショートクラスト
(パート・ブリゼ)
なしほろほろタルト・キッシュ
パート・シュクレなしサクッ硬めありフルーツタルト
パート・サブレなしホロホロありリッチタルト
ホットウォーターなししっかりなしミートパイ
スクロールできます
生地食感甘さ主な用途
パフ
(フィユテ)
あり(多層)軽い・サクサクなしパイ
ミルフィーユ
ラフパフ
(パート・フィユテ・ラピド)
少しありザクッなし簡易パイ
フレーキー少しありザクザクなしパイ
ショートクラスト
(パート・ブリゼ)
なしほろほろタルト
キッシュ
パート・シュクレなしサクッ硬めありフルーツタルト
パート・サブレなしホロホロありリッチタルト
ホットウォーターなししっかりなしミートパイ

まとめ

ペイストリー生地は一見複雑に見えますが、「層を作るかどうか」と「甘いかどうか」で整理するとわかりやすくなります。

さらに作り方を知ることで、それぞれの食感や仕上がりの違いが自然とイメージできるようになります。

気になる生地があったら、ぜひ手作りに挑戦してみてください!

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