セブンイレブンでも発売され、注目を集める「ビリヤニ」。
独特のスパイスと香りが魅力のこの料理は、年々人気が高まっています。
今回は、ビリヤニの歴史や種類、おすすめレシピなどをご紹介します。
そもそもビリヤニって何?
![ビリヤニ](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/7aa5a8f428af72471e53efc57a51ff24-scaled.jpg)
ビリヤニはインド発祥の米料理です。
インディカ米の一種であるバスマティライスを使用し、スパイスやハーブを使ったグレービー(カレー)や肉とあわせて炊き上げるのが特徴。
![バスマティライス](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/fbc698a41f081d7d04ae34e97379f7c3-scaled.jpg)
バスマティライスは、細長く香り高いのが特徴のお米で、ビリヤニの他にピラフやカレーと相性がいいお米です。
最近ではイオンや業務スーパー、無印良品でも販売しています。
スパイスは、ターメリック、クローブ、カルダモン、シナモン、クミンなどがよく使われ、ギーというインドの伝統的な澄ましバターを使うことで、風味が深まります。
![ギー](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/455f4f705362fec978684a59fb74b60b-scaled.jpg)
ギーはAmazonや楽天市場、イオンやカルディなどに置いてあります。
![](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ビリヤニの歴史
![チキンビリヤニ](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/Snapseed.jpg)
ビリヤニの起源は諸説ありますが、ペルシャ料理の「ピラフ」がインドに伝わり、現地のスパイスや調理法と融合したものと言われています。
ムガル帝国時代(16~18世紀)には、宮廷料理として発展し、贅沢な材料と調理法で作られていました。
ビリヤニは、結婚式や特別なお祝いの席で食べられる他、屋台などでも食べられる庶民的な料理としても親しまれています。
ちなみにビリヤニは、スペインのパエリア、日本の松茸ご飯と並び、世界三大炊き込みご飯と言われています。
ビリヤニってどんな味?
![ビリヤニとライタ](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/FullSizeRender-3-1-scaled.jpg)
鍋にスパイスとマリネしたお肉、バスマティライスを重ねて炊くビリヤニは、スパイシーで深みのある味わいです。
ビリヤニの感想として多いのは、「スパイスが効いているけれど、パラっとした米が軽やかで美味しい」「カレー風味のチキンがクセになる」などで、中には「辛さが強い」と感じる人もいるようです。
辛いのが得意ではない人は、野菜や果物をスパイス入りのヨーグルトであえたサラダの「ライタ」や、ヨーグルトドリンクのラッシーなどと一緒に食べるのがオススメです。
![ライタ](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/31970f86392d253470ec5823d94dc095-scaled.jpg)
日本の料理ではなかなか味わえないスパイシー感と、パラパラとしたバスマティライスがクセになること間違いなしです!
ビリヤニのおすすめレシピ
![テーブルに置かれたビリヤニ](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/FullSizeRender-2.jpg)
ビリヤニは、スパイスセットやバスマティライスがあれば家でも作ることができます。
本格的な作り方で作るビリヤニや、中には炊飯器で手軽に作れるビリヤニもあるので、オススメのレシピを紹介します。
インド直伝!本格的チキンビリヤニ
スパイスやギーを使用し、小麦粉を使った生地で蓋をするなど、『とことん本格的な味にこだわりたい!』という方にオススメ。
炊飯器で簡単!お手軽ビリヤニ
バスマティライスやスパイスを使いつつも、炊くのは炊飯器でできるので手軽に本格的な味を楽しめます。
フライパンで『チキンビリヤニ』
こちらはフライパンで作るビリヤニで、材料も多くなく揃えやすいです。
カルディやAmazonではビリヤニキットも販売されており、手軽に本格的な味を再現したい人におすすめです!
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ビリヤニを分ける3種類の調理法
![ミントや玉ねぎ、ナッツの乗ったビリヤニ](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/FullSizeRender-7-scaled.jpg)
ビリヤニは地域や文化によってさまざまなバリエーションがありますが、その調理法は主に3つに分類できます。
ここではビリヤニの代表的な3つの調理法パッキ・カッチ・生米式について紹介します。
- パッキ
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パッキは「調理された」という意味で、最も一般的なビリヤニの作り方です。
グレービー(カレー)を作り、茹でたお米を重ね、層を作って蒸し上げます。
お米の層ごとに味の濃淡が生まれ、グレービーに接する部分は濃い味、上部は白いお米のままなので、味のグラデーションを楽しむことができます。
- カッチ
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カッチは「生」という意味で、ハイデラバード発祥の調理法です。
ヨーグルトとスパイスでマリネした生肉を使うのが特徴で、お肉を鍋底に敷き、茹でたお米を重ねて一緒に炊き上げます。
肉の旨味がじっくりとお米に染み込むため、風味が豊かで濃厚な味わいに仕上がります。
- 生米(ボイル)
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生米式はヒンドゥー教徒や南インドで作られる炊き込みご飯風のビリヤニです。
スープ状のグレービーに洗った生米を加え、そのまま炊き上げます。
お米がしっとりと仕上がり、味が均一になるのが特徴。
日本の炊き込みご飯に似ており、親しみやすい調理法です。
今回はビリヤニの歴史や作り方などをご紹介しました。
ビリヤニはスパイスと香りが生み出す奥深い味わいが魅力の料理です。
まだ食べたことがない人は、ぜひ一度味わってみてください!
![](https://hanasan-kitchen.com/wp-content/uploads/2025/01/69.jpg)